ビットコイン(BTC)の価格回復が鈍化するなか、オンチェーン分析によれば小口投資家の市場離れが一段と進んでいることが示された。
市場の「観光客」が退場へ
オンチェーン分析プラットフォームCryptoQuantのアナリスト「Marrtunn」によると、データは小口投資家の市場離脱を鮮明に示している。
木曜にXへ投稿した分析で、同氏は小口投資家の関与が大幅に減少していると指摘した。
小口投資家の需要変化はマイナス5.7%。彼らは暗号資産市場の観光客であり、ブーム時に現れて、熱気が冷めると去っていく
— Marrtunn(CryptoQuantアナリスト)
指標「小口投資家需要30日変化」は、過去30日間における小口投資家(取引額1万ドル以下)のビットコイン取引需要の変化率を測るオンチェーンデータである。個人投資家のセンチメントや参加度を示す重要なバロメーターとされ、市場の熱狂や恐怖を映す代理指標ともみなされる。
緑のプラス表示は小口投資家の参加増加を意味し、新規資金流入や関心の高まりを示す。逆に、今回のような赤のマイナス表示は、関心や取引活動の低下を示唆する。
市場全体のセンチメントも中立化
この指標は、価格下落や市場の冷え込みと相関するケースが多い。持続的なマイナストレンドは弱気シグナルと解釈され、さらなる下落や投資家の無関心を招く恐れがある。
CryptoQuantのリサーチ責任者フリオ・モレノ氏は、この傾向は最小規模の投資家に限られたものではなく、市場全体にセンチメントの冷え込みが広がっていると指摘している。
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