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ビットコインETF、市場の4%のBTCを掌握=機関投資家からの需要の増加は続く

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ヘッドライン

  • 1月から始動した9つのビットコイン(BTC)現物上場投資信託(ETF)は29日時点で、約50万BTCを集積し、現行流通供給量の2.54%を占めるようになった
  • 米国のビットコイン現物ファンド全体で見ると、グレースケールを含む全保有量は83万5000BTCに達し、全供給量の約4%を占めている
  • CryptoQuantのアナリストによると、ビットコインの毎月の需要は年初の4万BTCから現在21万3,000 BTCと驚異的に急増している
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1月から始動した9つのビットコイン(BTC)現物上場投資信託(ETF)は29日時点で、約50万BTCを集積し、現行流通供給量の2.54%を占めるようになった。これらETFは1月11日にローンチされ、54取引日間で現在350億ドル相当のビットコインを保有している。

注目されるのはブラックロックのIBITとフィデリティのFBTCで、IBITは25万BTCを超える運用資産を有し、FBTCは100億ドル台に達し、14万3000BTCを保有している。これによりIBITは、21万4246BTCを持つマイクロストラテジーを上回った。この動きを受け、ブラックロックのラリーフィンクCEOはビットコインの長期的な潜在的な価値に強い信頼を寄せ、「今我々が作り出している市場は、より多くの流動性と透明性を持ち、私はそれに非常に驚いている。以前は予想もしていなかった」と述べた。さらに同氏は「IBITは史上最も早い速度で成長し地位を確立したETFだ」とし、その注目度を評価した。

米国のビットコイン現物ファンド全体で見ると、グレースケールを含む全保有量は83万5000BTCに達し、全供給量の約4%を占めている。2023年3月の第4週には、ETFへの資金流入が845万ドルに上り、3月18日以来の資金流出トレンドが逆転した。3月28日には、合計で1億8300万ドルの流入があり、ブラックロックのIBITはその中で9500万ドルを誘引した。同日、フィデリティとBitwiseはそれぞれ約6700万ドル、Ark 21Sharesは2760万ドルの資金流入を記録した。

出典 FARSIDE

一方、グレースケールのGBTCからは1億500万ドルの資金が流出し、3月12日以来で最低を記録した。1月中旬に現物ETFに転換してから、GBTCは約28万4846BTCを減らしている。

機関投資家へのビットコイン流入が顕著に

クリプトクアントのキ・ヨン・ジュCEOは、古いビットコイン保有者が新しい保有者(伝統的金融機関)にビットコインを売却しており、オンチェーンデータで明確に観察できると示唆。現在のサイクルは過去と異なり、過去6か月間に860億ドルの機関投資資金がビットコイン市場に流入したと主張した

CryptoQuantのアナリストによると、ビットコインの毎月の需要は年初の4万BTCから現在21万3,000 BTCと驚異的に急増している。さらにビットコインクジラ(1,000~10,000BTC保有者)の総残高の前年比の伸びは157万BTCと過去最高を記録し、2024年初頭の87万4000BTCから大幅に増加している。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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