米資産運用大手ブラックロックのビットコインETF(上場投資信託)「IBIT」を購入した投資家のうち、約75%が同社の金融商品を初めて取引した顧客であることが31日、分かった。さらに、購入者の4分の1超が、その後に他のブラックロックETFを追加で取得していた。
イーサリアムや他の暗号資産への関心が広がる中でも、IBITは同社にとって有力な導線となっており、新たな顧客層の獲得と他商品への誘導という両面で存在感を示している。
ブラックロックのIBITに関する新データ
IBIT、ブラックロックのビットコインETFは、「株式市場史上最大のローンチ」と評され、記録を打ち破り、莫大な収益を上げた。
しかし、同社のイーサリアムベースのETFが先週IBITを上回り、市場セクターに関する疑問を引き起こした。新たなデータがIBITの長期的な可能性を定量化するのに役立った。
これらのIBITの統計は、6月のブラックロックのインベスターデイイベントから得られたもの。完全なレポート(これらの抜粋以外)はブルームバーグ端末に限定されているが、関連する情報を含むスライドデッキが公開されている。
要するに、IBITはブラックロックにとって顧客を引き寄せる磁石の役割を果たしている。過去数ヶ月間、ビットコインETFは暗号資産ファンド投資の圧倒的多数を占めている。IBITはこの市場セクターで明確な際立った存在であり、小売IBIT購入者の4分の1以上が同社の他のETF製品に投資を移行している。
この傾向は、ブラックロックのETFポートフォリオの長期的な持続性を支える可能性がある。イーサリアムETFは7月を通じて急増し、ビットコインの流入は減少し、企業投資家は他のアルトコインを含むようにポートフォリオを大幅に多様化している。
この現象はブラックロックにとって特に身近なものとなった。IBITの主要な先駆者が同社を去り、イーサリアムに特化した財務会社にポジションを取ったためだ。確かにIBITは莫大な手数料収入を生み出しているが、製品は常に革新し続ける必要がある。
しかし、この「顧客磁石」のアプローチは、長期的な関連性を大いに提供できるようだ。
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