ビットコイン(BTC)は15日未明、米連邦準備制度理事会(FED)の今後2回の追加利上げの可能性を受けて、2万4800ドル台まで下落した。

連邦準備制度理事会(FOMC)は利上げを一時停止を決定し、金利は据え置きの5.0%~5.25%となった。FOMCでは利上げを見送ったが連邦公開市場委員会の声明は、将来のさらなる利上げを示唆。これを受けFOMCの約3時間後にビットコインは4.6%下落、イーサリアム(ETH)は5%以上下落した。一方でS&P500やナスダック総合指数は5%弱上昇し、ビットコインとの相関性が低くなった。

暗号通貨分析ツールコイングラスによると、BTCは2万5000ドルを下回ったものの、先物取引による大きな清算はみられていない。オンチェーン分析を行うクリプトクアントによると、今回の下落は売り手が価格をつけずに市場価格で売る「テイカー売り」によるものと見られる。
連邦準備制度理事会は、「インフレは依然として上昇している」と声明で述べ、インフレ率を2%に戻すことを目標としている。暗号通貨市場は米SECのこのほど暗号資産取引所の提訴の際に、合計17銘柄のアルトコインが未登録証券であると主張したことを受け、BTC・ETHを除き全面安になっていた。ビットコインはわずか3%の下落にとどまっていた。
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