詳細を見る

米SEC、バイナンスおよびCZ氏を提訴|仮想通貨市場は全面安

3 mins
更新 Shota Oba

米証券取引委員会(SEC)は5日、最大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスおよび、チャンポン・ジャオCEOを提訴した。提訴を受け暗号通貨市場は全面安となっている。

SECは、バイナンス・ドットコムのほか、米国部門バイナンスU.Sも提訴している。未登録有価証券の提供を含む合計13の容疑で提訴した。容疑の中にはステーキングサービスを提供し証券法に違反したというものや、顧客資金の分別管理を行わずにCZ氏が所有・運営する企業Sigma Chainを介して運用、しバイナンスU.Sの取引量を水増ししたことなどが含まれる。

同委員会が未登録有価証券であると定義したのは以下の銘柄:バイナンスUSD(BUSD)、ソラナ(SOL)、カルダノ(ADA)、ポリゴン(MATIC)、コティ(COTI)、アルゴランド(ALGO)、ファイルコイン(FIL)、コスモス(ATOM)、ザ・サンドボックス(SAND)、アクシーインフィニティ(AXS)、ディセントラランド(MANA

バイナンスは「当初から我々はSECの調査に積極的に協力し、問題解決に努めてきたが、SECは一方的な訴訟を選んだ。SECの申し立てを真剣に受け止めつつも、訴訟は適当ではないと考えている。我々は、米国の暗号資産市場参加者とともに、今回のSECの行き過ぎた行為に反対しており、法の及ぶ限り戦う準備ができている」との声明を出した。

バイナンスは3月27日、暗号通貨デリバティブ商品を未登録の状態で提供し、連邦法に違反したとして米商品先物取引委員会(CFTC)にも提訴されている。

SECの提訴を受け、暗号通貨市場は全面安となっている。本稿執筆時点でビットコイン(BTC)は5%弱下落、バイナンスコイン(BNB)は8.5%下落。トータルマーケットキャップは4.3%の下落を見せている。

ベスト暗号資産取引所

Trusted

Follow us on:

X(Twitter):@BeInCryptoJapan
Telegramチャンネル:@BeInCrypto Japan オフィシャルチャンネル

免責事項 - Disclaimers

当ウェブサイトに掲載されているすべての情報は、誠意をもって作成され、一般的な情報提供のみを目的としています。当ウェブサイトに掲載されている情報に基づいて行う一切の行為については、読者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。

Frame_2328.jpg
Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
READ FULL BIO
スポンサー
スポンサー