マイニング企業カナン(Canaan)は、2022年第4四半期の収益が82.1%減の5,680万ドルを計上した。同結果を受け、カナンの株価はさらに下落する可能性がある。
中国拠点のマイニング機器メーカーのカナンは、2022年第4四半期に3億9,190万人民元(5,680万ドル)の収益となった。これは、第3四半期の9億7,820万人民元(1億4,090万ドル)の収益から59.9%減少している。また、2021年第4四半期と比較すると、21億8,460万人民元(3億1,455万ドル)から、実に82%も減っている。
ビットコイン保有量は前四半期比で増加
カナンは2022年にセルフマイニングにも力を入れており、そのためマイニング収益は四半期ごとに伸びている。2022年第4四半期のマイニング収益は7,220万人民元(1,050万ドル)で、2022年第3四半期のマイニング収益6,200万人民元(890万ドル)から16.3%増となった。
マイニング収益は、2021年第4四半期の1,540万人民元(220万ドル)と比較すると368.2%増加している。
以下のスクリーンショットは、同社の前四半期比でのビットコイン保有量増加を示しており、第4四半期のビットコイン保有量は757だった。
総損失は「暗号資産の冬」のせい?
カナンは2022年第4四半期に2億3,090万人民元(3,350万ドル)の総損失を計上した。一方、第3四半期は2億1,930万人民元(3,160万ドル)の粗利益を計上し、黒字となった。
最高財務責任者のJames Cheng氏は、「当社の売上総損失は、ビットコインのマイニングフリートが増加した結果、減価償却費が大きくなったことが原因の一部です」と説明している。
カナン株は、50週単純移動平均線からはじかれて安値を更新し、下降トレンドにある。
3月6日月曜日には、他の暗号資産株も下落で引けた。マイクロストラテジーは4.7%、コインベースは2.7%下降した。
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