暗号資産投資会社カナリー・キャピタルは、SECに対してヘデラ(HBAR)スポット上場投資信託(ETF)の提案を行った。HBARトークンでは初の試み。
承認されれば、このファンドは機関投資家にHBARトークンへの直接的な露出を提供する。発表後、HBARの価値は1時間で24%以上急騰し、4ヶ月ぶりの高値を記録した。
SECの提出書類によると、ETFはHBARを直接保有し、デリバティブや先物、その他の金融商品を避ける。株主はHBARではなく現金収益を受け取り、取引が簡素化される。ファンドの保管人や管理者については明記されていない。
この動きは、カナリー・キャピタルが10月に認定投資家向けのHBARトラストを立ち上げたことに続くものである。同社はスティーブン・マクラーグ氏の指導のもと、ライトコイン、ソラナ、XRPに関連するスポットETFの申請を行ってきた。マクラーグ氏はまた、他のスポット暗号資産ETFを管理するヴァルキリー・ファンズの創設者でもある。
提出書類は、トラストの終了を引き起こす可能性のあるシナリオを概説している。ETFの株式が上場廃止され、5日以内に再上場されない場合、または規制当局がトラストを投資会社または商品プールと分類した場合、運用は停止される。
SECは今年初めに11のビットコインETFと8のイーサリアムETFを承認したが、さらなる承認は不透明である。
この規制の不確実性は、トランプの大統領復帰に伴うSEC議長ゲーリー・ゲンスラー氏の可能性ある退任に関する憶測と重なっている。トランプは選出されればゲンスラー氏を交代させると示唆している。
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2024年の米国選挙以降、暗号資産ETFは活動の急増を見せている。ビットコインETFは72億2000万ドル以上の取引量を記録した。イーサリアムETFも2億9500万ドルの流入を経験し、ブラックロックとフィデリティからの重要な貢献があった。
ブラックロックのビットコインETF(IBIT)は最近、そのゴールドETFの規模を超えるという顕著な成果を達成し、ビットコインが史上最高値を記録する中で「デジタルゴールド」としての評判を強化している。特に金自体が1980年以来の最高水準で取引されている中である。
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