カルダノとビットテンサーは水曜日に上昇した。市場参加者は米連邦準備理事会(FRB)の金利決定を控え、予想市場では利上げの可能性を約25%と見込む動きが見られた。
両アルトコインは、発表前の市場全体が調整する中でも堅調に推移した。
FRB決定前の予想市場のシグナル
ポリマーケットは利上げの確率を約4分の1と見積もる一方、26%の参加者はFRBが目標レンジ(3.50%から3.75%)を維持すると予想している。
このレンジは年初来、変更されていない。もし据え置きとなれば、動きなしは5会合連続となり、2026年初に始まった据え置きが続くことになる。
不透明感の一因は指導部交代にある。ケビン・ウォーシュ氏がジェローム・パウエル前議長から5月に引き継ぎ、今回が就任後2回目の会合となる。
ウォーシュ議長は前任者よりもフォワードガイダンスを大幅に控える方針を示す。同氏は議会で「高インフレを容認しない」と明言し、市場ではこの姿勢をタカ派的と解釈する向きが多い。
原油価格も情勢を複雑化させている。今月はイランとの緊張激化で原油価格が1バレル100ドルを上回っており、インフレ圧力が続く要因となっている。
カルダノとビットテンサーが堅調な背景
カルダノは本稿執筆時点で約0.164ドルで推移し、直近24時間で約4.6%上昇した。時価総額は61億ドルを超え、20位以内を維持している。
同プロジェクトは、リサーチ重視の着実な開発姿勢が特徴。最近は分散型アプリや現実社会のユースケースにおけるスケーラビリティ、サステナビリティ、スマートコントラクト普及拡大に注力する。
ビットテンサーは約193ドルで推移し、時価総額は約18億5000万ドル。24時間で約3%上昇し、全体でおよそ42位につけている。
ビットテンサーの魅力は全く異なるストーリーにある。ネットワークは独立したサブネット間の協働型機械学習に報酬を与え、AIとブロックチェーンの交点を担うユニークな存在となる。
この分野は2026年を通じて着実な注目を集めてきた。投資家はビットテンサーに分散型AIインフラへの直接的なエクスポージャーとしての役割を期待し、単なる決済トークンとは異なる見方をしている。
FRB発表後に起こりうること
ただし、両プロジェクトともマクロ経済の影響からは逃れられない。流動性やドル高、リスク資産への投資需要の変化に左右される構図は変わらない。
サンティメントのデータは、発表前にトレーダーがポジション調整する中でオンチェーン動向の変化を示唆している。アナリストのデイビッド・ゴクシュタイン氏らは、ハト派的な結果となればADAの上昇シナリオにも注目する。
仕組みは単純だ。FRBが利上げに動けばドル高となり、暗号資産を含むリスク資産が圧迫されやすい。一方で据え置きなら「リリーフラリー」につながる可能性が高い。スマートコントラクトやAI関連銘柄は、流動性期待の高まりで恩恵を受けやすい。
ウォーシュ議長の記者会見が決定そのもの以上に注目されそうだ。ガイダンスを抑える方針のため、市場は今後の方針を明示的に示す発言より発言全体のトーンを注視することになる。
9月が実質的な次の政策判断の山場となる。足元の予測では、政策決定者のほぼ半数が今年後半の追加利上げを支持する姿勢を示している。
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現時点でも、カルダノとビットテンサーはマクロ経済要因に左右されるデジタル資産の姿を象徴する。ファンダメンタルズは重要だが、短期の値動きを左右するのは金融政策の影響といえる。









