Core FoundationとHex Trustは20日、アジア太平洋地域(APAC)と中東・北アフリカ地域(MENA)で、機関投資家向けのビットコインステーキングサービスを共同で提供すると発表した。
両社は、Coreのデュアルステーキング技術とHex Trustの規制対応カストディプラットフォームを組み合わせる。Coreはビットコインステーキングを担当し、Hex Trustは香港で機関向け暗号資産カストディサービスを提供する。
機関投資家の魅力: コンプライアンスを伴う利回り
銀行、小規模事業者、機関投資家は、Coreネットワークをサポートするためにビットコインをタイムロックできる。同時に、完全なカストディを維持し、プロトコル報酬を得ることが可能。Hex Trustのアカウント内でCoreのステーキング技術を統合することで、クライアントはBTC、CORE、またはその両方を、規制されていないプラットフォームに資産を移すことなくステーキングできる。
機関投資家にとっての価値は明確である。アイドル状態のビットコインで利回りを得つつ、コンプライアンスを維持し、カストディを安全に保つことができる。報酬はブロックチェーン活動から発行され、不透明なオフチェーンプログラムからではない。
Coreは、ビットコインに焦点を当てたDeFiエコシステムのリーダーとしての地位を確立しようとしている。ビットコインのセキュリティとEVM互換のプログラマビリティを橋渡しする。最近のデータによれば、合計5億ドル以上のDeFi価値がロックされ、7000以上のタイムロックされたBTCがネットワークを保護し、約75%のビットコインマイニングハッシュパワーがそれを支えている。これらの数字は、カストディアンや機関投資家が注目する理由を示している。
APACとMENAでの規制基盤を持つHex Trustは、この統合がBTCFi、つまりビットコインのセキュリティに基づく分散型金融へのより大きなコンプライアントな流れを促進する可能性があると述べている。資産管理者は、タイムロックされたビットコインを規制された利回りの源として利用しつつ、カストディ関係を維持できる。
アナリストは、主要な課題はスケールと運用管理であると述べている。機関投資家は、予測可能な報酬、明確なカストディの分離、強力な会計を求めており、これらが整う前に大規模なビットコインの割り当てを行うことはない。Coreの利回りレイヤーとHex Trustのコンプライアンスインフラを組み合わせることで、このパートナーシップは機関投資家のビットコイン関与を受動的な保有から、積極的な利回り重視の戦略へとシフトさせる可能性がある。セキュリティと規制の安心感が採用の中心にある。
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