アジア太平洋モーニングブリーフへようこそ。アジア太平洋地域の市場と世界のセンチメントを左右する、昨晩の暗号資産動向をまとめた要約版です。 緑茶を片手に、1日の始まりにぜひご一読ください。
韓国のeコマース大手クーパンがブロックチェーン決済システムに参入する。日本では、初のステーブルコイン対応クレジットカードが登場した。
Sponsoredクーパンのブロックチェーン実験
韓国のeコマース最大手クーパンは、テンポブロックチェーンの初期パートナーとして参加を表明した。テンポは米フィンテック企業ストライプと暗号資産投資会社パラダイムが共同開発したレイヤー1ブロックチェーンである。このプラットフォームはステーブルコインと現実世界の決済システムに特化している。
クーパンにとってブロックチェーン事業への参入は今回が初となる。これはステーブルコイン採用への布石と見られている。実際、アマゾンやショッピファイなど世界的なeコマース企業も類似の技術導入を検討中だ。業界関係者は、クーパンがブロックチェーン革新を積極的に取り入れる姿勢を評価している。
ステーブルコイン統合により、クーパンは年間数千億ウォンの決済手数料削減が可能となる。また、この技術は24時間体制での即時送金を実現し、為替リスクも軽減する。しかし、韓国におけるステーブルコイン規制の不透明さが最大の課題となっている。
市場専門家は、国内ステーブルコイン法制が整備されれば、ブロックチェーン導入が急速に進むと予測している。法整備が完了すれば、2026年初頭までにウォン建てステーブルコインが実現する見込みだ。これはクーパンにとって決済データへのアクセス拡大とエコシステム成長の絶好の機会となる。
日本のステーブルコインクレジットカード革新
JPYC株式会社は11日、ステーブルコイン決済に対応する日本初のクレジットカードを発表した。ナッジ株式会社の「ナッジカード」は、2025年10月から日本円裏付けステーブルコインJPYCでの返済サービスを開始する。この結果、JPYCによる返済が世界1億5000万以上のVISA加盟店で利用可能となる。
このシステムは、ナッジNFT体験を持つ限定ユーザーを対象にし、ポリゴンブロックチェーンをサポート。既存の銀行振込やコンビニ決済などの返済方法に加わる。この開発は、日本の主流商取引におけるブロックチェーンベースの金融サービスの受け入れが進んでいることを示している。
BeInCryptoのアジア報道
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