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Courtyard、 ポケモンカードなどをNFT化・売買するサービスを開始

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ポリゴン(MATIC)ブロックチェーン基盤のNFTマーケットプレイス開発を行う「Courtyard」はこのほど、ポケモンカードなどの収集品(RWA)をNFT化するサービスをCourtyard.ioで開始した。

  • RWAは「Real-World Asset」の略で、実世界の資産を意味し、物理的な資産(例:不動産、金、宝石、商品など)や、法的権利や契約(例:債権や特許)を指す。

ユーザーはクレジットカードやデビットカード、Apple PayやGoogle Payなどのオプションから選択して商品を購入できる。購入時のガス代は不要となる。購入したNFTは他のマーケットプレイスでの売買も可能。Courtyard.ioはカードに特化しており、ポケモンカードやスポーツカード、新興カードなど、多岐にわたるカードを取り扱っている。同社は今後、カード収集の焦点を保ちつつ、トレーディングカード、スニーカー、時計などの他のコレクタブル項目への展開も視野に入れているという。同社は昨年3月には、トークン化されたポケモンカードを50万ドル分販売。数時間で完売していた。

同社は最終目標を、総額4000億ドル規模のRWA市場をブロックチェーンに乗せることとしている。スポーツカード市場規模は27年に620億ドルに達すると予想されており、これにポケモンカードなどは含まれてない。

Courtyardは貴重品専門のカストディサービス企業Brink’sと提携し、実物の収集品を安全に保管する。提供する物理的資産は、専門機関の査定を経た後、承認されたカストディアンでの保管が行われる。また、これらの資産は保険による保護を受けている。物理的資産を基にしたNFTは、流動性が向上しており、中央集権的な保管方法は、担保付きの融資の条件を改善している。同プラットフォームでは今後、NFTを担保に低金利での資金調達が可能となり、コレクションからさらなるユーティリティを生み出せるようになる。

NFTのユースケースが生み出す市場の未来

米NFTレンディング企業Arcadeはこのほど、ロレックスなど高級時計を担保に暗号資産(仮想通貨)を借りられる分散型質屋サービスをローンチしていた。同サービスはNFTとDeFi(分散型金融)が融合した「NFTfi」に分類され、RWAのトークン化事業を行う米Web3企業4Kと共同で運営されている。ボストン・コンサルティング・グループによれば、30年までのトークン化された資産の市場は、約16兆ドルに達すると見込まれている。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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