アンドリュー・テイト氏のブランドを冠したソラナ基盤のミームコイン、ダディ・テイト(DADDY)は19日、24%下落した。原因は、アンドリュー氏とトリスタン・テイト氏がマイアミで逮捕されたことにある。米連邦保安官が英国からの身柄引き渡し要請を受けて両氏を拘束した。
英国の検察は、新たに38件の容疑を追加した。これにより両氏の合計起訴件数は59件となった。トークンは今回も、名称の由来となったアンドリュー氏の法的トラブルと連動して値動き。
テイト兄弟、マイアミでの逮捕後に英国で59件の容疑
捜査を主導する英国ベッドフォードシャー警察は声明で、両氏を土曜日に拘束したと発表。クラウン検察局(CPS)は、追加の証拠を精査した結果、新たな容疑の立件を承認した。被害者とされる人数は3人から7人に拡大。
アンドリュー・テイト氏(39歳)は現在42件の容疑で訴追されている。新たに追加された容疑には、強姦7件、人身売買3件、暴行3件、児童のわいせつ画像・過激なポルノに関する19件が含まれる。トリスタン・テイト氏(38歳)は今回6件が追加され、うち強姦2件を含む計17件で訴追。
容疑の時期は2010年7月から2017年8月まで。検察は59件すべてを理由に引き渡しを求めている。両氏は全ての容疑を否認。
両氏はすでに、2023年に起訴されたルーマニアでの人身売買事件でも別途裁判を抱えている。著名人のミームコインは裁判関連報道で大きく値動きしやすいが、市場はすでにこうした展開を複数回経験済み。
DADDYトークン、2月の最安値に接近
BeInCryptoのデータによれば、DADDYは本稿執筆時点で0.0112ドル近辺となり、1日で24%、1週間で22%下落。時価総額はDADDY価格データによると約670万ドルまで縮小。
市場規模も小さい。1日の取引高は約42万9000ドルと、少額の売りでも価格が大きく動く。DADDYは2024年6月の最高値0.2886ドルから96%下落し、2月6日に記録した過去最安値0.0045ドルに近づきつつある。
下落は今月初めから始まった。アンドリュー・テイト氏はTATEのエアドロップを約2万3000ドルで売却、公の場で保有継続を約束していたにもかかわらずだった。一方で著名人トークンのリスクについては、アナリストが以前から警鐘を鳴らしている。これらはブームだけで動く点が課題。
今後は身柄引き渡し審理の動向に注目が集まる。DADDYホルダーにとって、チャートよりも法廷が重要な局面。








