暗号資産による実用的な消費行動の広がりが進んでいる。カシェイ(本社・東京)は6日、運営するビットコイン決済専用ECサイト「UseBitcoin」において、DMM.comと業務提携を締結し、DMMが発行する「DMMポイント」の販売を開始した。
これにより、ユーザーはライトニングネットワークによるビットコイン決済を通じて、DMMの各種サービスに利用可能なDMMポイントを取得できるようになった。
日常利用型の暗号資産決済が加速
今回の連携では、UseBitcoin上でDMMポイントコードをビットコイン決済(ライトニングネットワーク)で購入し、DMMアカウントにチャージすることで、動画配信の「DMM TV」や電子書籍「DMMブックス」、ゲーム、オンライン診療、英会話など10種以上のサービスで利用が可能となる。
ライトニングネットワークは、ビットコインの高速かつ低手数料な送金を実現する技術で、近年その商用活用が広がっている。
UseBitcoinは、日常的にビットコインを使える環境の整備を目指すオンラインストアであり、DMMポイントのほか、Visaプリペイドコードなどのデジタル商品も取り扱っている。今後はラインアップの拡充も計画しているという。
DMMポイントは、DMM.comが提供する各種サービスで共通して利用できるプリペイド型の電子ポイントである。これまでクレジットカードや電子マネー等でのチャージが主だったが、新たにビットコインが選択肢に加わった形だ。
ビットコイン活用の「実需」領域が拡大
ビットコインをはじめとする暗号資産は、投機的な性格が強いとされる一方で、こうした決済用途での活用が進めば、価格変動のリスクを抑えつつ、実需への転換が期待される。特にライトニングネットワークは、グローバルでマイクロペイメント用途への展開が進んでおり、今回の連携はその国内導入例の1つといえる。
DMMのような総合型デジタルサービスと暗号資産の接点が増えることにより、ユーザーの選択肢は広がり、企業にとっても新たな決済需要の創出が見込まれる。
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