スペースX社(イーロン・マスクCEO)はこのほど、月面ミッションDOGE-1の打ち上げが2月3日へと再び延期となったと発表した。同月面プロジェクトは12日に打ち上げが予定されていた。プロジェクトはドージコイン(DOGE)による資金提供を受け進行中だ。
同プロジェクトは、米国国立海洋大気庁(NOAA)、連邦通信委員会(FCC)、国立通信情報局(NTIA)、アメリカ航空宇宙局(NASA)、および国防総省(DOD)の認可を獲得。DOGE-1衛星を開発する企業ジオメトリック・エナジーのサミュエル・リードCEOの5日の近況報告によれば、道解析の精緻化とペイロード操作の地上セグメントのテストが進行中だ。
同ミッションでは、SpaceXのファルコン9ロケットを使用して、DOGE-1というCubeSat形式の衛星を月へ送る。資金調達の一部にはDOGEが使用された。月周回軌道に配置される同衛星は、月面情報を収集するためのセンサーとカメラを搭載しており、月周辺環境のデータを提供する。DOGE-1衛星は、ミニチュアスクリーンを搭載し、広告や画像、ロゴを地球に向けて放送する計画である。
マスク氏は21年5月、DOGE-1がIntuitive MachinesとNASAの共同イニシアチブであるNova-C/IM-1ミッションの一部としてライドシェアされると公表。しかし、ミッションの打ち上げを担当するSpaceXは、Nova-Cミッションで遅延を重ねており、DOGE-1の予定された打ち上げにも影響を与えていた。
宇宙企業アストロボティックのペレグリン・ミッションワンは8日、ドージコインの記念品を含む貨物を打ち上げた。同プロジェクトでは「DHL MoonBox」サービスを通じて、ULAのヴァルカン・センタウルロケットでドージコインの記念品を月に運ぶ予定。ドージコイン開発者によると、同プロジェクトは15年にドージコインコミュニティの資金調達された。一方で打ち上げはDOGE価格には影響は見られなかった。
ドージコインへの「マスク効果」は薄れている??
マスク氏は11日のスペースで自身がDOGEを保有し、スペースXが依然としてビットコインに投資していると明かした。また、10日には自身のX上でドージコインに関する発言をジョークとして展開。13日にはカリフォルニア州ロサンゼルス、ハリウッドに建設中のTeslaスーパーチャージャー・ステーションが、ドージコイン(DOGE)を決済手段として受け入れる計画で進行中と明かされたがDOGE価格には影響が見られなかった。
マスク氏は23年5月31日、投資家たちからインサイダー取引の疑いで告発を受けた。ドージコインを操作し、投資家たちに何十億ドルもの損失をもたらしたとする訴えは、集団訴訟として提起されている。同氏は同月には「ドージコインに全財産を賭けるようなことは勧めない」と投資家に対して忠告。ドージコインへの過剰な投資を奨励していないとしながらも、「最高のユーモアがあり、犬であるためドージコインはお気に入りだ」と述べた。
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