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イーロン・マスク氏のスペースX社、ドージコインの衛星打ち上げへ

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ヘッドライン

  • マスク氏が率いるスペースXの月面ミッションDOGE-1は、ドージコイン(DOGE)による資金提供を受け進行中だ
  • 同ミッションでは、SpaceXのファルコン9ロケットを使用して、DOGE-1というCubeSat形式の衛星を月へ送る
  • ロケットは、24年1月12日に打ち上げが予定されている
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スペースX社(イーロン・マスクCEO)の月面ミッションDOGE-1がドージコインDOGEによる資金提供を受け進行中だ。同プロジェクトは29日、国家電気通信情報管理局(NTIA)から規制承認を受けたことが明らかにされた。承認は、ファイル番号0083-EX-CN-2022で与えるもので、同番号でNTIAのライセンスも発行された。

同ミッションでは、SpaceXのファルコン9ロケットを使用して、DOGE-1というCubeSat形式の衛星を月へ送る。資金調達の一部にはDOGEが使用された。月周回軌道に配置される同衛星は、月面情報を収集するためのセンサーとカメラを搭載しており、月周辺環境のデータを提供する。DOGE-1衛星は、ミニチュアスクリーンを搭載し、広告や画像、ロゴを地球に向けて放送する計画である。

連邦通信委員会(FCC)のライセンス取得に向けても前進している。ライセンス取得のプロセスでは特定の基準を満たす必要がある。28日にはXユーザーDoge Norwayの「ロケットは、24年1月12日に打ち上げが予定されいる」との投稿に、マスク氏は「いいね」をした。

DOGE-1衛星を開発する企業ジオメトリック・エナジーのサミュエル・リードCEOは、「NTIAがDOGE-1 Xバンド0083-EX-CN-2022を承認した」と投稿。リード氏は、「FCCからのライセンス許可はまだ受けておらず、これはXバンドとSバンドの問題に対処するものである」と付け加えた。

マスク氏は21年5月、、DOGE-1がIntuitive MachinesとNASAの共同イニシアチブであるNova-C/IM-1ミッションの一部としてライドシェアされると公表。しかし、ミッションの打ち上げを担当するSpaceXは、Nova-Cミッションで遅延を重ねており、DOGE-1の予定された打ち上げにも影響を与えていた。本稿執筆時点でDOGEは0.08183ドルで取引されており、前日比3.5%増となっている。

ドージコインの現物(記念品)は年末に月へ

Astroboticは12月23日、同日打ち上げ予定のロケットで実物(記念品)のドージコインを月に送る計画だ。同プロジェクトでは「DHL MoonBox」サービスを通じて、ULAのヴァルカン・センタウルロケットでドージコインの記念品を月に運ぶ予定。ドージコイン開発者によると、同プロジェクトは15年にドージコインコミュニティの資金調達された。

ドージコインコミュニティ「Own The Doge」と千葉県佐倉市は2日、ドージコインのモデルとなった柴犬「かぼす」の18才の誕生日の祝賀会「Doge day」を開催した。同イベントは11月2日を「国際ドージデー」とする声明を行なった。国際ドージデーはNational Day Calendarに登録されている。設置された銅像はドージコイン財団のOwn the Dogeとのパートナーシップからなる寄付によって設立された。同イベントの様子はドキュメンタリー映画化される予定だ。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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