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イーサリアム価格動向:上昇トレンドを示唆も今後の値動き次第

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ヘッドライン

  • イーサリアム(ETH)は過去1週間で急反発した
  • 1日足チャートの値動きと波動カウントを分析すると、イーサリアムは上昇トレンドに突入する可能性が高い
  • 一方、下降チャネルからブレイクアウトがだましに終わった場合、長期の弱気トレンドを示唆
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暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)は過去1週間で大きく反発し、4月からおよそ2ヶ月間続いていた下降トレンドから脱した。イーサリアムは現在、1650〜1950ドルのレンジ相場で取引されている。今後、上値抵抗線(レジスタンスライン)を目指して推移し、最終的にブレイクアウトすることが予想される。

イーサリアム価格、下降トレンドから脱却か

イーサリアムの週足チャートを見ると、4月初旬に1950ドルからブレイクアウトしたように見えたが、だまし(偽物)に終わった。翌週には下落し、その後もしばらく下降トレンドに入った(下記画像の赤丸部分)。6月に入りイーサリアムは先週、1622ドルの安値に達した。この時、1650ドルの下値支持線(サポートライン)が機能し、強く反発した。現在は1650~1950ドルのレンジ相場に入っている。

週足チャートにおけるRSI(相対力指数)を見ても、今回の急反発をサポートしている。理論上、価格の反発に合わせてRSIも50ライン(下記画像、緑の丸部分)で反発した場合、上昇トレンドの兆候をより明確に確認できる。

ETH/USD週足チャート(TradingView

RSI(相対力指数)とは:
暗号通貨が買われすぎか、売られすぎかを判断する指標として利用される。数値は0~100で表され、一般的に50以上で強気トレンド、50以下で弱気トレンドと判断される。価格が反発するとRSIも反発する場合が多い。

しかし、イーサリアム週足チャートのRSIはまだ上昇に転じていない。したがって今後、50を割り込む(下降トレンドに入る)可能性もある。

イーサリアム価格、調整期間終えて上昇トレンド突入か

イーサリアムの1日足チャートから取引パターンを分析すると、週足チャート分析と比較してより強気トレンドが示唆される。主な理由は、値動きと波動カウントにある。エリオット波動の理論に基づいて分析すると、4月の年初来高値につながる5つの波動(下記画像の白線)がみられる。その後、イーサリアム価格は下降チャネル内で下落している。

エリオット波動の理論に基づくと、上昇トレンドにおいては推進5波の後に、修正3波がある。イーサリアムの下降チャネル内における下落の値動きは修正3波に相当する可能性が高い。フィボナッチ・リトレースメント(相場反発での買いや相場反落での売りのポイントを探る指標)における抵抗線0.5で反発したこともこれを裏付けている。

エリオット波動とは:
相場の方向性を予測するために利用する分析方法の一つ。エリオット波動の基本形は推進5波・修正3波とされる。相場が上昇トレンドの場合、5つの波動を描いて上昇し、3つの波動を描いて下降する。逆に相場が下降トレンドの場合、5つの波動を描いて下降し、3つの波動を描いて上昇する。

イーサリアムは6月21日、下降チャネルからブレイクアウトした。これは調整期間の終了と上昇トレンドを示唆し、今後、2500ドル付近にある長期の上値抵抗線まで上昇することが予想される。一方、このブレイクアウトがだましに終わった場合、下降チャネル内での修正3波の読みは無効となり、下降トレンドが示唆される。その場合、1200ドルまで下落する可能性が最も高い。

ETH/USD1日足チャート(TradingView
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Shunsuke Saito
青森県出身。2021年に暗号資産(仮想通貨)投資を開始後、22年よりライターとして従事。国内暗号資産メディアにてライター・編集を経て、23年3月、BeInCrypto(ビーインクリプト)にジャーナリストとして参画。ビットコイン、NFT、PoSノード、DeFiなどへの投資経験を持つ。
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