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イーサリアムクジラ、110億ドル規模の大型取引

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著者:
Kamina Bashir

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編集:
Shigeki Mori

20日 1月 2026年 16:32 JST
  • 1億1,000万ドル超のイーサが取引所に移動し、大口投資家や機関による売却リスクが高まっている。
  • コインベース・プレミアム指数のマイナスは、米国機関投資家の需要減退を示す。
  • ステーキングの待機状況や技術的なパターンが基礎的な強さを示している。
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イーサリアム(ETH)は2026年1月、クジラや機関投資家が主要取引所に1億1000万ドル超のETHを移動させたことで、顕著な売り圧力に直面している。

同時に、コインベース・プレミアム・インデックスでは米国市場全体で需要が弱まっていることが示されている。一方、ステーキング需要の上昇やテクニカル指標の支援により、イーサリアムには慎重ながらも楽観的な見通しも指摘される。

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イーサリアムの大口送金、クジラと機関投資家の活発な動き示唆

オンチェーンデータによれば、大規模なイーサリアム取引の波が生じている。ブロックチェーン分析会社Lookonchainは、8年前からETHを取引しているウォレット0xB3E8が、先週に1万3083ETH(約4335万ドル相当)をGeminiへ送金したと報告した。

今回の移動後も、同ウォレットには3万4616ETH(約1億1500万ドル相当)が残っている。

クジラだけでなく、機関投資家も目立った動きを見せている。Lookonchainは、イーサリアム財務会社FG Nexusが2500ETH(約804万ドル相当)を売却したことを伝えている

同社による前回の売却は2025年11月に遡り、11月18日と19日に1万975ETHをGalaxy Digitalへ送金した。現在は3万7594ETH(約1億1970万ドル相当)を保有している。

さらにLookonchainは、ベンチャーキャピタルのFenbushi Capitalに関連するとみられるウォレットが、2年間ステーキングされていた7798ETH(約2500万ドル相当)をバイナンスへ送金したとも明らかにした

市場参加者の間では、こうした取引所への資金流入を、潜在的な売却の初期サインと捉える傾向がある。一般に資産は流動性確保や取引のため、中央集権型取引所へ転送される。

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ただし、これらの動きが直ちに市場売却を意味するとは限らない。内部のリバランスや担保運用、ヘッジ戦略、店頭取引決済など、他の目的による場合もある。従って、取引所預入で短期的な売りリスクが高まる一方で、即時の清算確定とは限らない

これらのオンチェーン動向と並行して、市場ベースの指標からも現況が読み取れる。コインベース・プレミアム・インデックス(コインベースProのドル建て価格とバイナンスUSDT建て価格の割合差)はマイナス水準となった。これは米国拠点の機関投資家の需要が相対的に弱まっていることを示している。

ETH's Negative Coinbase Premium Index
ETHのコインベース・プレミアム・インデックスがマイナスに転落 出典: CryptoQuant

イーサリアムのステーキングと技術指標に底堅さ

それでもETHのステーキングエコシステムは根強い需要を示している。バリデータのキューデータによれば、ステーキング申請の入場待ちとなっているETHは270万枚に達し、順番待ち期間は47日間とされる。この大規模な待機は、バリデータ参加への強い関心とネットワークへの長期的な支持を物語る。

入場キューと退出キューの比較も見逃せない。退出待ちのETHは3万6960枚であり、これは一部大口保有者による売却があるものの、大多数のバリデータは引き続きステーキング報酬の獲得とネットワーク保全に取り組んでいる構図を示す。

またアナリストからは、さらなる上昇を示唆するテクニカルシグナルも指摘されている。アナリストのCrypto Gerlaは、現状のチャート構成を受け、ETHが再蓄積フェーズに入っているとの見解を示した。同氏はまた、価格が3600ドル水準まで向かう可能性を挙げている。

BeInCrypto Marketsの最新データによれば、イーサリアムの取引価格は3166.51ドルで、1.11%下落している。売り圧力がこのまま継続するのか、あるいは強気な勢いが盛り返すのか、今後の動向に注目が集まる。

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