トランプ系ミームコインで1200万ドルを稼いだトレーダーが、プライバシー重視の暗号資産GhostwareOS(GHOST)に投資した。暗号資産でプライバシー技術への関心が高まる中での動きだ。プライバシーコイン市場は成長が顕著で、時価総額は現在145億ドルに達している。
著名トレーダー、新プライバシーコイン支援
Lookonchainの最新データによると、「LeBron」と特定された同トレーダーは、年初に複数銘柄で数百万ドルを稼いだ。2月に同社は、PolitiFi系ミームコインからの利益が1200万ドル超に達したと指摘した。
内訳は、Melania Meme(MELANIA)で890万ドル、Official Trump(TRUMP)で320万ドルである。さらに、リブラ(LIBRA)で456万ドル、ハリー・ボルツ(HARRYBOLZ)で100万ドルを得た。後者はイーロン・マスク氏のX(旧ツイッター)でのユーザー名変更を受けて急騰した。
Sponsored現在、同氏はソラナ(SOL)102枚、約1万8300ドル相当を投じ、GHOSTトークン290万枚を取得した。
ゴーストウェアは「完全な不可視性」のために構築されたプラットフォームと自称する。通信、ウォレット、アイデンティティ層にわたり、ユーザーの活動を匿名化する分散型フレームワークである。GhostMask(別名管理)、GhostScrub(オンチェーンの痕跡消去)、GhostRelay(暗号化通信リレー)などのツールを備える。
ネイティブトークンのGHOSTは市場参入直後だが、CoinGeckoのプライバシーコインで日次トップの上昇銘柄となった。過去24時間で約24%上昇した。
さらに、本日アジア早朝の取引で0.015ドルの過去最高値を付け、その後は本稿執筆時点で0.013ドルに安定している。
GHOSTの登場は、プライバシーというテーマへの注目が高まる最中である。BeInCryptoは報じた。今年はプライバシートークンが他セクターを凌駕し、ジーキャッシュ(ZEC)が大幅高でラリーを牽引した。こうした広範な関心がGHOSTへの期待も高めている。
「GHOSTには非常に強気だ。プライバシーは次の1兆ドル規模のテーマになり得る。主要な声は皆同じことを叫んでいる。プライバシー=次の1000倍。背後のチームは本物で強力だ」とアルトコイン・ゴードン氏は記した。
別の著名な暗号資産トレーダーは、プライバシーは革新がなお未成熟な主要テーマだと指摘した。同氏は、年後半に市況が強まればソラナのエコシステムが再び活発化し、GHOSTに追い風となると見込む。
「Ghostはソラナの次の急騰銘柄になりそうだ」と同氏は付け加えた。
GHOSTは、価格の力強い動きとコミュニティの支持から、初期の受け止めは堅調とみられる。ただし、持続的な存在感は、競争の激しいソラナのエコシステムで、短期的なブームから実ユーザーの採用へと移行できるかにかかる。