グーグルの検索機能はこのほど、イーサリアムネームサービス(ENS)ドメインに対応し、検索結果で直接、ENSドメイン保有者のETH残高やウォレットアドレスなどの情報が確認できるようになった。新機能は、ENS開発者たちも予期していない形で導入され、公式の発表がないまま実装された。
google integrated ENS before some crypto dapps 💀💀💀💀💀💀
— brantly.eth (@BrantlyMillegan) March 21, 2024
これにより、ENSドメインを通じてイーサリアムアドレスの情報が簡単に読み取れるようになり、将来的にはウェブサイトのURLも表示される可能性があることから、ENSドメインの利用範囲が広がる可能性が示唆されている。
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ENSは2017年5月にイーサリアム財団によって立ち上げられたプロジェクトで、複雑な英数字のウォレットアドレスを簡単な文字列に置き換えるサービスを提供している。現在、ENSドメインの登録はイーサリアムのメインネットでのみ可能であるが、レイヤー2ネットワークでも機能するよう設計されており、開発者がdappに実装することもできる。Dune analyticsによると、これまでENSの名前を取得した件数は207万件を超える。
一方でドメインの登録と維持には高額な取引手数料がかかり、レイヤー2でENSを管理するにはプロトコルの変更も必要とされている。イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリンは1月、、レイヤー2でENSのサブドメインを直接登録・更新・読み取りできるようにすることの重要性を指摘している。
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同機能はEtherscanを通じて取得されるデータに基づき、ENSドメインを検索することで、ETH保有残高、ENSドメイン名、ウォレットアドレスが表示されるようになっている。本稿執筆時点で、グーグルはENS以外のWeb3ドメインには対応していない。ENSは2月、世界最大のドメイン会社であるGoDaddyとの協業を発表。ネイティブENSトークンは14%上昇していた。
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