テイクツー・インタラクティブは、正式なSEC提出書類にてGTA VIの発売日を確認した。 予備的委任状では、2026年11月19日を発売日と設定し、2027年度を転換点と位置付けた。
ストラウス・ゼルニックCEOは、来年を大きな転換点と表現した。記録的な契約高と長らく待望されたローンチが主な要因と指摘した。
記録的な契約高で2026年度を締めくくる
テイクツーは2026年度をネット契約高67億2000万ドルで終えた。ネット契約高はGAAP売上高と区別される非GAAP指標で、締結済み契約や受注額を示す。この数字は当初ガイダンスを7億5000万ドル上回った。
一方、純売上高は66億6000万ドルとなった。コンソールとPCの売上高は33億2000万ドル。モバイル売上高はほぼ同水準の33億3000万ドルだった。
ゲーム発売後の追加購入を指すリカーリング消費者支出は52億ドルに達した。総売上高の78%を占める。
グランド・セフト・オートVは累計2億3000万本近くを販売。レッド・デッド・リデンプション2は8000万本を突破した。提出書類は、強い需要にもかかわらず株価が一時下落したGTA VI予約開始時の反応にも言及した。
GTA VI発売日が2027年度の成長ドライバーに
ゼルニックCEOの書簡では、GTA VIを2027年度の中心と位置付けた。営業キャッシュフローは10億ドル超を見込むとした。
GTA+は、ロックスターのサブスクリプションサービスとしてGTAオンラインに組み込まれ、大幅に拡大した。シーズンごとのアップデートや「NBA 2K26」追加などの特典が成長を後押しした。
テイクツー株価は2026年7月16日に239.57ドルで取引を終えた。過去1か月で約13%上昇したが、52週高値の265.94ドルには及ばない。最高値はGTA VIの価格設定やディスクレス仕様の発表前に記録したが、その内容には賛否が分かれた。
一方で、書簡では来年度の具体的な契約高目標は示されなかった。投資家は需要の強さと事業執行リスクの両方を見極める必要がある。ソニーも同様の課題を抱える。デジタル専売への転換発表で株価は上昇したが、PlayStationディスク廃止への反発でファンの抵抗も明らかになった。
GTA 6の価格設定議論もすでに始まっており、79.99ドルという価格帯でどれほどユーザーの支持が得られるかが焦点となっている。
9月にガバナンス改定を審議へ
テイクツーは2026年9月17日にバーチャル形式の年次株主総会を開催することも明らかにした。株主は取締役10人の選任や報酬に関する助言的決議に投票する予定。
また、デラウェア州法に基づき特定の役員責任を制限するため、定款変更案も別途審議する。アーンスト・ヤング監査法人の再任についても承認を求める。
2026年度の調整後EBITDA(利子・税金・減価償却前の利益)は14億ドルとなった。目標である9億1950万ドルを大きく上回り、経営陣のボーナスも最大額となった。
この投票は、業界他社による委任状争いと同様、主要フランチャイズの節目に合わせガバナンスへの注目度が高まる傾向とも一致する。今四半期の注目銘柄として、2027年最大の成長材料になるとみられている。
キャッシュフロー予想の実現可否は、11月のローンチ次第。およそ10年分の需要がこの発売にかかっている。








