ハイパーリキッド(HYPE)は、今後のUSDHトークンに関するコミュニティガバナンスプロトコルを開始し、自らは投票結果に直接影響を与えないことを表明した。現時点でネイティブマーケッツが有力候補と見られている。
この動きとVanEckによるHYPE ETF立ち上げ計画が重なり、ハイパーリキッドの上昇トレンドは続く可能性がある。
ハイパーリキッドとUSDH
ハイパーリキッドは現在大きな注目を集めている。直近のラリーでHYPE価格が過去最高値に到達したことに加え、同社は本日早くにVanEckによるHYPE ETF計画を確認した。さらに重要な発表として、USDHステーブルコインをめぐるコミュニティ投票を開始した。
Sponsoredハイパーリキッドは数日前からUSDHの立ち上げを計画していたが、複数の課題が浮上。複数のブロックチェーン企業がインフラ提供に関心を示したため、開発チームはコミュニティ投票に委ねることを決定。また、自社保有分は投票対象から除外した。
ステーブルコイン投票の勝者は誰か
当初、ガバナンス提案の民主化が予期せぬ結果をもたらすのではないかとの憶測もあった。有力候補だったネイティブマーケッツの立場は一時的に揺らいだ。
しかし、未確認の賄賂疑惑が噂された後も、ネイティブマーケッツの優勢は復活し、有力な位置を取り戻した。SNS上の主張の真偽は不明だが、市場は再び同社を最有力と見ている。
コミュニティガバナンス提案は進行中で、9月14日に決着予定。HYPE保有者は、USDH問題に対して立場を表明した各ハイパーリキッドバリデーターにトークンをステークする。これらの投票は民主的意思決定の仕組みとして機能する。
ETF計画とUSDHガバナンス投票の双方により、ハイパーリキッドは当面コミュニティの注目を集め続ける見込みだ。本日の値動きがすぐにHYPE価格の押し上げに直結するわけではないが、プロジェクトの存在感を高める要因となっている。