イーサリアム(ETH)とビットコイン(BTC)が下落する中、レバレッジをかけた強気勢が1日で6億8856万ドル相当の清算損を出した。ほぼ完璧な成績を誇るハイパーリキッドのクジラが、この暴落局面で大型のロングポジションを仕掛けている。
このトレーダーは約6070万ドル相当のETHロングを建てている。これらのポジションは既に約260万ドルの含み益を計上しているとLookonchainのデータが示した。
2975万ドルの記録を裏付けるビットコイン取引
クジラは短期間でこの記録を達成した。同氏は約4か月前に4つの新たなウォレットを作成し、分散型デリバティブ取引所ハイパーリキッドで取引を開始した。
その後、同トレーダーは15件の取引を成立させ、損失を出したのは1回のみだったとLookonchainのデータが示している。その際の損失はETHのショートで、保有時間1分で3866ドルだった。
このクジラの利益の大半はBTCロングによるもので、総額2975万ドルのうち約2820万ドルを稼いだ。
「この謎のクジラに注目。15件中ほぼ全ての取引で勝利し、合計で2975万ドルの利益を上げた」Lookonchainが投稿した。
ただし、クジラの古いポジション2つは、依然として損失を抱えている。1万ETHのロングは190万ドルの損失、400BTCのロングは約9万7000ドルのマイナスとなっている。
新規ロングでの利益とそれら損失を相殺すると、全4ポジションで約60万8600ドルの含み益を維持している。
イーサリアムETFから資金流出続く中、クジラは積極買い
クジラは今週大きく値動きした資産への投資を続けている。本稿執筆時点でETHは2526.75ドルで推移しているとBeInCrypto Marketsが報じた。
直近24時間で0.99%下落し、過去7日間では6.39%下落した。
火曜日未明、ETHは一時2429ドル付近まで下落し、マーケット全体で清算が広がった。クジラの新規ポジションは2420ドル付近にエントリーしており、ほぼ同水準である。
一方、米国のイーサリアム現物ETFは逆方向に動いている。 SoSoValueのデータによると、10営業日連続で純流出を記録している。
9月29日以降の引き出し総額は約7億8260万ドル。9月22日の週に約4億3700万ドルの純流入があった直後から流出が続いている。
チャート上では、アナリストのテッド・ピローズ氏がETHが大きく動くために突破すべき水準を指摘した。
ETHが2560~2570ドルのゾーンを下回っても、クジラにはまだ余地がある。清算価格は1272ドルと1513ドル付近で、現状かなり下の水準に位置する。
今後は米国のインフレ指標が焦点となる。9月の消費者物価指数(CPI)は水曜日に発表される。
エコノミストは、前年比インフレ率が3.4%から3.7%に上昇すると予想している。結果が強ければレバレッジロングを圧迫する一方、弱ければETHの反発材料となりうる。
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