ジム・クレイマー氏は、テクノロジー株にはなお底入れを示す投げ売り(キャピチュレーション)が見られないと指摘した。CNBCホストの同氏は、ナスダック100指数が過去最高値から10.4%下落したにもかかわらず、テクノロジー株の買いを控えている。
クレイマー氏はCNBCのマッドマネーで、テクノロジー株の割安感についての議論が過去3カ月間、継続していたと語った。資金調達への懸念から、オラクル株は11月2日に約9%下落した。200億ドル規模の株式・社債発行を発表したため。
本当のテクノロジー株の底とは
クレイマー氏は、現在欠けているシグナルを「クレッシェンド(山場)」と表現した。同氏は故マーク・ヘインズ元CNBCアンカーと、このパターンを頻繁に議論した。
数週間にわたる売りが続いた後、最後には厳しい一日が訪れる傾向にあるという。
特徴的なのは、朝は軟調に始まり終盤に出来高を伴って大きく切り返す日だ。売り方が投げ売りした証左となる。
「しかし、本当に欠けているものは、私がクレッシェンドと呼ぶものだ。」
ジム・クレイマー氏(CNBCマッドマネー司会)、YouTubeより
クレイマー氏は金曜日のテクノロジー株売りについて、反転のない絶望だけが残ったと指摘した。この日、ナスダック100指数は4.1%下落した。
無借金企業がテクノロジー株反発の主役となるか
ただしクレイマー氏は、クレッシェンドがなくても調整そのものが底を付けた可能性もあると認めた。
同氏によれば、投資家は巨額の借り入れや新規株式発行を避けるテクノロジー銘柄を評価するかもしれない。
この場合、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)やアリスタ・ネットワークス(ANET)が、新たな資金調達を進める大手銘柄に代わって市場を牽引する可能性がある。アリスタはデータセンター向けネットワーク機器を製造する。
11月2日、AMD株は7.5%下落し、マーベル・テクノロジーは全株式での買収合意後に13%安となったと、24/7 Wall St.が報じた。
しかしBTIGは10月、反発局面で半導体株の比率を下げるよう投資家に推奨していた。弱含みが2027年まで続く可能性があると予想する。
一方、ブラックストーンは、アンスロピックが上場後に投資適格級の格付けを得られない可能性を指摘した。
また同氏は、選挙が決着すれば、いずれの陣営が勝ってもデータセンター株にプラスとなると見る。
11月2日には、S&P500の11業種のうち7業種が上昇した。資金が半導体株から流出した結果だ。投資家はAI関連企業の資金調達手段を探っていることが示唆される。











