レイヤー1ブロックチェーンKAVAはこのほど、17日に控えるメインネットアップグレード「KAVA13」を背景に、過去1週間で40%近くの上昇を見せている。
Kava 13のアップグレードは、新たなKava EVM 2.0を中心とする拡張性向上が目的。Kava EVM 2.0は、トラフィックの増加に対応し、コスモスとイーサリアム間でのデータ交換をスムーズに行う。トラフィックとは、ネットワーク上を行き来するデータの量を指す。これにより、メタマスクなどのウォレットから大量のデータ要求を迅速に処理し、他のプロトコルの導入をスムーズに行える。
新しい内部ブリッジの導入により、コスモスとイーサリアム間の連携が容易になり、ウォレット、dApps(分散型アプリケーション)、資産の利便性が向上する。Kavaのコミュニティが新しいプロトコルをサポートする方法について、より自由と柔軟性を持つことが可能になる「戦略的ヴォルト」の大幅なアップグレードが行われる。ヴォルトとは、Kavaのエコシステム内で使用される資産を管理するための安全なストレージのことで、このアップグレードにより、Kavaのコミュニティは自身の財源を任意のKavaプロトコルに展開できるようになる。これにより、流動性の供給、資産の交換、ポートフォリオの多様化など、より多様な機能が可能となる。

同アップグレードを受け、ネイティブトークンのKAVAが急騰。過去1週間で40%の上昇を見せた。しかし、現在は早期利益確定動きが見られ、17日のアップグレードを前に7%弱の下落を見せている。
KAVAとは
Kavaは、イーサリアムとコスモスの間でシームレスな連携を実現するレイヤー1ブロックチェーン。複数の暗号通貨を使用し、ユーザーが従来の仲介者を介さず資産の貸借り可能だ。ネットワークのセキュリティや機能にはKAVAトークンが重要で、重要なガバナンス投票にも利用される。暗号通貨トラッキングサイトのコインマーケットキャップによると、同コインは現在、時価総額ランキング86位に位置している。
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