近畿大学工学部、ブロックチェーン活用のデジタル修了証を導入へ

  • 近畿大学工学部は2026年4月下旬、ブロックチェーン技術を活用したデジタル修了証の発行を開始する。
  • サイバーリンクスの「CloudCerts®」を採用し、修了証の真正性をスマートフォンから即時検証できる。
  • 大学が推進するDX・ペーパーレス化の一環で、運用コスト削減と環境負荷軽減を目的とする。
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近畿大学工学部(広島県東広島市)は14日、文部科学省認定の「数理・データサイエンス・AI教育応用基礎プログラム」において、ブロックチェーン技術を用いたデジタル修了証の運用を開始すると発表した。サイバーリンクス社が提供するデジタル証明書発行サービス「CloudCerts®(クラウドサーツ)」を採用し、2026年4月下旬から順次発行を開始する予定だ。

ブロックチェーンで改ざん防止・真正性の即時検証を実現

発行されるデジタル修了証は、データを分散して記録・管理するブロックチェーン技術を基盤とする。スマートフォンやパソコンから修了証の真正性をリアルタイムで検証できるため、就職活動における提出先企業が書類の偽造有無を即座に確認できる仕組みとなっている。

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修了者には個人専用の修了証URLがメールで通知される。「CloudCerts®」はブロックチェーン証明書の国際標準規格「Blockcerts」および「OpenBadges」の仕様に準拠しており、国内外を問わず利用可能だ。同サービスは特許登録済み(特許第7443036号)で、学修歴証明書や検定認定証など幅広い証明書へ応用できる汎用性を持つ。

全学DX推進の一環、ペーパーレス化で環境・コスト面にも効果

今回のデジタル修了証導入は、近畿大学が全学的に推進するDX・ペーパーレス化施策の一環である。同大学は2022年以降、完全インターネット出願の導入、学内事務手続の完全ペーパーレス化、電子契約サービスの全面導入、外国語課外講座修了証のデジタル化など、段階的にデジタル移行を進めてきた。2026年3月には大学案内の紙冊子での発行も終了しており、今回の措置はその流れを加速させるものとなる。

大学側はデジタル化によって学生の利便性向上に加え、紙の証明書削減に伴う運用コストの低減と環境負荷の軽減を図るとしている。

2025年度修了者45人を皮切りに段階的な発行へ

運用の対象となるのは、2025年度(令和7年度)以降の同プログラム修了者だ。2025年度修了者45名については2026年3月31日付での発行となるが、システム運用開始時期の関係上、実際の発行は4月下旬以降となる見込みだ。

文部科学省の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度」は、大学・高等専門学校における数理・データサイエンス・AI教育を後押しするため、一定の要件を満たした教育プログラムを文部科学大臣が認定・選定する制度である。「リテラシーレベル」と「応用基礎レベル」の2段階が設けられており、近畿大学工学部のプログラムは2024年度(令和6年度)に応用基礎レベルの認定を取得している。

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