韓国のKOSPIは金曜日の寄り付きで1.14%上昇した。米連邦準備制度理事会(FRB)のクリストファー・ウォラー理事が今月の利上げ見送りを示唆したことを受け、ウォール街全体の上昇に連動した動き。
主要株価指数は74.88ポイント高の6650となった。今週初めに中東情勢の緊張で急落した後、反発局面が継続している。
ウォラー理事の発言で利上げ懸念が後退
ウォラー理事は木曜日に発言し、利上げ見送りを支持する意向を示した。同氏は9月15日から16日のFOMC会合で政策金利を現行の3.5%〜3.75%に維持することを支持する考え。
これを受けて米国債利回りが低下し、今週の予想市場で利上げ確率が下落した。
日本の日経平均株価、香港のハンセン指数も堅調に始まった。韓国の小型株コスダック指数もKOSPIを上回る上昇となった。
木曜日の米国株高が市場全体の流れを決めた。ダウ平均は1.18%上昇し、8月4日以来の好成績となった。
S&P500は1.06%高、ナスダック総合は1.4%上昇となった。3指数とも今週はプラス圏で推移している。
次の焦点は雇用統計
市場関係者は金曜日発表の8月非農業部門雇用者数(NFP)に注目している。直近の月次発表でもリスク資産相場を動かしてきた指標。
ダウ・ジョーンズの調査で、経済学者は5万3000人の増加を予想。7月の2万3000人減少からの回復を見込む。失業率は4.1%で横ばいの見通し。
インタラクティブ・ブローカーズの上級エコノミスト、ホセ・トーレス氏は、労働市場の弱含みがFRBの緩和策を後押しするとの見解。
雇用の減少傾向が続けば、中銀は政策運営で労働市場を一段と重視せざるを得なくなる。
――ホセ・トーレス氏(インタラクティブ・ブローカーズ) CNBC
トーレス氏は来週発表予定のインフレ関連指標も注視している。消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)に注目。
この日の市場はアジアを中心に全体が底堅く推移した。金曜日発表の雇用統計がハト派姿勢を強める一因になるか、再び利上げ懸念を高める要素となるか。いずれにせよ、FRBの9月会合に向けた流れを左右する材料。









