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Uniswap(ユニスワップ)とは?特徴や注意点を解説

13 mins

暗号通貨の世界では、様々なDEX(分散型取引所)が存在しますが、その中でも世界最大規模のDEXなのが「Uniswap(ユニスワップ)」です。Uniswapとは、イーサリアムなどの複数のチェーンを基盤とするDEXであり、ブロックチェーンの仕組みよってその自動取引を可能にしています。

本記事では、Uniswapの特徴や注意点などを詳しく解説していきます。Uniswapに興味がある方や、DeFi・DEXに興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

Uniswap(ユニスワップ)とは?

Uniswapとは、イーサリアムブロックチェーン上で動作する分散型の暗号通貨取引所です。取引所運営者が存在しない「DEX」であり、ユーザー同士が直接暗号通貨を交換することができます。

Uniswapは、2018年にリリースされて以来、急速に成長し、現在では世界最大規模ののDEXとなっています。

Uniswap(ユニスワップ)の特徴3つ

Uniswap

Uniswapの特徴3つについて解説します。

  • AMM型(自動マーケットメーカー方式)を採用している
  • 独自トークン「UNI」を発行している
  • DAOによって民主的に意思決定がおこなわれている

Uniswapの特徴①:AMM型(自動マーケットメーカー方式)を採用している

Uniswapは、AMM(自動マーケットメーカー)方式を採用しています。AMMとは、ユーザーが流動性を提供することで、暗号資産の取引を可能にする仕組みのこと。従来のDEXでは、取引所運営者が流動性を提供していましたが、AMMではユーザーが流動性を提供します。AMMを採用するメリットは下記です。

  • 即時に取引が可能
  • 流動性プールが多額であれば、低スリッページで取引が可能
  • 新規トークンを簡単に流通させることが可能

Uniswapの特徴②:独自トークン「UNI」を発行している

Uniswapは、独自トークン「UNI」を発行しています。UNIは、Uniswapのガバナンストークンであり、運営や意思決定に参加することができる特徴があり、Uniswapの取引手数料の一部を報酬として受け取ることができます。

UNIは1億枚が流動性提供者やユーザーなどにエアドロップされたほか、6億枚がUniswapチームや投資家などに割り当てられ、残り4億枚は4年間かけてコミュニティに配布されることが決まっています。

Uniswapの特徴③:DAOによって民主的に意思決定がおこなわれている

Uniswapは「Uniswap Labs」という企業が開発を主導していますが、同時にDAOも存在しており、投票によって民主的にプロジェクトの意思決定がなされています。 DAOとは「中央集権的な組織ではなく、参加者全員によって意思決定がおこなわれる組織」のことです。

UNIトークンを保有する者は、Uniswap DAOに提案や投票を行うことができ、Uniswapプロトコルのアップグレードや開発資金の配分など、様々な決定が行われています。

Uniswap(ユニスワップ)でできること

Uniswap(ユニスワップ)で出来ること3つを解説します。

  • トークンのスワップ
  • 流動性マイニング
  • ガバナンスへの参加

Uniswapでできること①:トークンのスワップ

Uniswapでは、ERC20トークンと呼ばれるイーサリアム上のトークンをスワップできます。トークンのスワップとは、自分が持っているトークンを別のトークンに交換することを指します。トークンのスワップは、以下のような手順で行えます。

  • ウォレット(MetaMaskやCoinbase Walletなど)をUniswapに接続する
  • トークンペアを選択し、数量や価格などを確認する
  • ガス代(ネットワーク手数料)を支払う
  • スワップが完了すると、ウォレットに新しいトークンが反映される

Uniswapでできること②:流動性マイニング

Uniswapで出来ることのもう1つは、流動性マイニングです。流動性マイニングとは、自分が持っているトークンを流動性プールと呼ばれるトークンのペアに供給することです。流動性マイニングは、以下のような手順で行えます。

  • ウォレットを、Uniswapに接続する
  • トークンペアを選択し、数量や価格などを確認する
  • ガス代を支払う
  • 供給が完了すると、LPトークンが発行される

Uniswapでできること③:ガバナンスへの参加

Uniswapでは、自分が持っているUNIトークンを使って、Uniswapプロトコルの意思決定に参加することが可能です。UNIトークンは、Uniswapのガバナンストークンであり、以下のような機能があります。

  • Uniswapプロトコルの意思決定に参加できる
  • Uniswapから得られる手数料やインセンティブなどの収益として分配される

Uniswap(ユニスワップ)を利用する際の注意点

Uniswapの注意点について解説します。

  • セキュリティリスクがある
  • 納税が複雑になる
  • スキャムコインも上場できる仕組みがある

Uniswapの注意点①:セキュリティリスク

Uniswapは、分散型取引所であるため、中央集権的な取引所よりもハッキングリスクが高くなります。2021年8月には、Uniswapのスマートコントラクトがハッキングされ、約1億ドル相当の暗号資産が盗まれました。また、2022年7月にもフィッシング攻撃が発生し、約800万ドル相当のイーサリアムが盗まれた事例もあります。

中央集権的な取引所では、セキュリティ対策や攻撃リスクを抑える仕組みが整っていますが、分散型取引所ではユーザー自身がセキュリティに対する責任を持つ必要があるといえるでしょう。

Uniswapの注意点②:納税が複雑になる

Uniswapで取引した場合、その手数料収入などは雑所得として課税されます。 しかし、多くの流動性プールが存在し、価格変動も激しいため、所得や損失を正確に計算することは非常に困難といえます。 したがって、Uniswapで取引した場合は、取引履歴や価格データなどをしっかりと保存し、必要に応じて専門家に相談することが重要です。

Uniswapの注意点③:スキャムコインも上場できる仕組みがある

Uniswapでは通貨の上場審査がなく、簡単に新しいトークンを発行できる仕組みがあります。 イノベーションや流動性をを高めるメリットがありますが、同時に詐欺目的で作ったスキャムコインも上場している可能性があります。 そのため、利用する際は自己責任でトークン情報を調べる必要があります。

Uniswap(ユニスワップ)のよくある質問

Q1:Uniswapでの取引は匿名性が保たれますか?

Q2:Uniswapのガス代が高額な場合、取引する上での対策はありますか?

Q3:Uniswapのガバナンスに参加するためにはどのようにすればいいですか?

まとめ:DeFi市場と共に、Uniswap(ユニスワップ)は拡大していく予想

本記事では、Uniswap(ユニスワップ)の特徴や注意点について解説しました。Uniswapは、イーサリアムブロックチェーン上で動作する分散型の暗号通貨取引所で、世界最大規模のDEXであることから、今後もDeFiの普及に貢献し、暗号資産市場の拡大に貢献していくことが期待されています。本記事で紹介したUniswapの特徴や注意点を参考に、ぜひUniswapを利用してみてください。

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Ikkan Kawade
2020年よりBTC投資をはじめる。同時に、暗号資産ブログとSNSの運用を開始。DeFiでの資産運用・Play to Earnゲーム・国内NFTへの投資も積極的に行う。メタバースに深い関心があり、「メタバースへの移住」が目標。
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