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ビットコインが下落するサインとは?

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著者:
Shota Oba

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編集:
Shigeki Mori

28日 5月 2025年 22:00 JST
Trusted-確かな情報源

ビットコイン(BTC)市場では、大きな価格下落が起きる前に必ずと言っていいほど特定のサインが現れます。これらのサインを事前に察知できれば、初心者の方でも暴落時の損失リスクを最小限に抑え、早めのリスク管理や効果的な対策を打つことが可能です。

本稿では、テクニカル、オンチェーンデータ、市場心理という3つの観点から代表的な下落サインを、初心者向けにポイントを明確に示しながら具体的に解説します

ビットコインが下落するサインとは?

ビットコインが下落するときのサインは、テクニカル指標・オンチェーンデータ・市場心理という3つの観点で総合的に判断できます。まず、テクニカル面ではRSI(相対力指数)が70を大きく超えたり、MACDや移動平均線でデス・クロスが出ると、過熱からの調整リスクが高まります。

さらにハッシュリボンがマイナーの投降(キャピチュレーション)を示したときも、売り圧力が強まりやすいです。オンチェーンデータでは、MVRV Z-Scoreが極端に高い状態や、取引所へのビットコイン流入量が急増した時は、利益確定売りや大量売却の兆しと考えられます。

また、長期保有者が保有コインを大規模に動かし始めた時も、相場の転換点になりやすいです。市場心理の面では、Fear & Greed Indexが80を超えるような「極度の強欲」状態、あるいはSNS上で楽観論が溢れているときは、反転のリスクに要注意です。これらのサインが複数重なった時ほど、下落リスクは現実味を帯びます。

「Don’t Trust. Verify.(信じるな、検証せよ)」

サトシナカモトによるこの格言は、ビットコイン市場の哲学を端的に表しています。特に相場の暴落時には、噂やパニックに流されやすい心理状態になりますが、他者の意見や情報を鵜呑みにすることなく、常に自分自身で事実や状況を冷静に検証することが大切です。

過去の主要な暴落局面でも、こうした指標の多くが事前にシグナルを発していたため、冷静にサインを拾うことで損失リスクの抑制につなげることができます。

関連記事:ビットコインで今から「億り人」は遅い?|2025年は買い時なのか

これまでのビットコイン主要下落イベント

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時期(年/月/日)下落率(概算)ピーク価格 → 底値主な下落要因回復状況
2011年6月8日~6月12日(初のバブル崩壊)約99%($32 → $0.01)$32(6/8)→ $0.01(6/12)Mt.Gox取引所がハッキング被害。約2,600BTCが不正売却され、市場の信頼喪失とパニック売りが発生。数か月で$2~$3に回復(2011年末)。小型市場ゆえの極端な変動。
2013年4月10日~4月12日(急騰後の急落)約83%($260 → $45)$260(4/10)→ $45(4/12)Mt.GoxがDDoS攻撃で取引停止。流動性低下とパニック売りが加速。2013年内に$1,150まで急騰(12月)。投機的バブルが再燃。
2013年12月4日~12月18日(中国ショック)約50%($1,150 → $550)$1,150(12/4)→ $550(12/18)中国人民銀行が銀行のBTC取引を禁止。規制懸念で投資家心理が悪化。2014年初頭に$800前後まで回復も、Mt.Gox破綻で再下落。
2014年2月7日~2015年1月14日(冬の時代の幕開け)約85%($1,150 → $170)$1,150(12/4/2013)→ $170(1/14/2015)Mt.Gox破綻で85万BTC消失。業界への信頼失墜と長期熊市開始。2015年末に$430前後まで回復。市場の成熟化と新規参入で徐々に回復。
2017年12月17日~2018年12月15日(ICOバブル崩壊)約83%($19,500 → $3,200)$19,500(12/17/2017)→ $3,200(12/15/2018)ICOブーム終了、SNS広告禁止、規制強化(SECなど)。バブル崩壊で投機マネー撤退。2019年に$13,000まで回復(6月)。機関投資家の参入で再上昇。
2020年3月12日~3月13日(コロナショック)約50%($8,000 → $4,000)$8,000(3/12)→ $4,000(3/13)コロナ禍による株式市場暴落と流動性危機。リスクオフで全資産売却。2020年末に$29,000まで急騰。機関投資(MicroStrategyなど)と緩和政策が後押し。
2021年5月12日~7月20日(急騰後の調整)約53%($63,300 → $29,800)$63,300(4/14)→ $29,800(7/20)テスラのBTC決済撤回、中国のマイニング・取引禁止、過剰レバレッジ清算。2021年11月に$69,000でATH更新。ETF期待と市場熱狂が回復牽引。
2022年5月9日~6月18日(Terra崩壊)約65%($40,000 → $17,700)$40,000(5/9)→ $17,700(6/18)UST(アルゴ型ステーブルコイン)崩壊、LUNA暴落。関連BTC投げ売りで連鎖破綻(3ACなど)。2023年初頭に$23,000前後まで回復。市場の安定化とETF期待が寄与。
2022年11月8日~11月21日(FTX破綻)約25%($20,600 → $15,500)$20,600(11/8)→ $15,500(11/21)FTXの流動性枯渇・不正経理発覚で破綻。取引所不信とリスクオフが拡大。2023年3月に$28,000まで回復。市場の信頼回復とマクロ環境改善。
2023年3月10日~3月13日(USDCペグ崩れ)約20%($25,000 → $20,000)$25,000(3/10)→ $20,000(3/13)シリコンバレーバンク破綻でUSDCが$0.87までペグ崩れ。金融不安が波及。2023年4月に$30,000前後まで回復。市場の安定とリスクオン回復。
2023年6月5日~6月15日(SEC訴訟ショック)約15%($27,000 → $25,000)$27,000(6/5)→ $25,000(6/15)SECがバイナンス・コインベースを提訴(SOL、ADAなど証券指定)。規制懸念台頭。2023年10月に$35,000まで回復。ETF承認期待が後押し。
2023年8月17日~8月29日(テスラ売却+中国懸念)約10%($29,000 → $26,000)$29,000(8/17)→ $26,000(8/29)テスラのBTC売却報道、恒大集団破綻懸念によるリスクオフ。2023年末に$42,000まで回復。ETF承認観測と市場楽観ムード。
2024年1月11日~1月22日(ETF承認後の調整)約15%($48,000 → $40,000)$48,000(1/11)→ $40,000(1/22)スポットBTC ETF承認(1/10)後の利確売り。Grayscale BTC Trustから$5B流出。2024年3月に$73,700でATH更新。機関投資(BlackRockなど)が牽引。
2024年12月18日~12月31日(年末調整)約12%($108,135 → $95,000)$108,135(12/17)→ $95,000(12/31)利確売り、Silk Road関連BTC売却懸念、米FRB利上げ継続観測。2025年1月に$100,000以上で安定。機関需要と親BTC政権期待が後押し。

テクニカル分析から読む下落サイン

指標名内容・用途弱気シグナル(売りの兆候)
RSI市場の買われすぎ・売られすぎを示すRSIが70以上、弱気ダイバージェンス出現
MACDトレンド転換を示す指標デッドクロス発生、ゼロライン割れ
移動平均線トレンドの方向性を示す50日MAが200日MAを下回る(デス・クロス)、200日線割れ
ハッシュリボンマイナー動向から市場の弱さを判断マイナー投降発生(30日平均が60日平均を下回る)

テクニカル分析は価格チャートを数値化した指標を用い、市場の変化やトレンド転換を予測します。

本節ではRSI、MACD、移動平均線(デス・クロス)、ハッシュリボンという代表的な指標について、それぞれの下落予兆サインを初心者向けに解説します。

RSI(相対力指数):買われすぎによる調整リスク

出典:BitBO

RSIは価格の変動幅から市場の過熱感を測る指標です。0〜100の数値で示され、70以上で「買われすぎ」、30以下で「売られすぎ」と判断します。

過熱シグナル(RSI>70)
RSIが70を超えると価格調整が起こりやすくなります。特に80前後では利確売りが強まる傾向があります。

弱気ダイバージェンス
価格が高値更新しているのにRSIのピークが切り下がる現象です。モメンタムの低下を示し、下降トレンド入りの兆候になります。

【具体例】
2021年11月、ビットコインが史上最高値をつけた際、RSIは70台後半でした。その後、価格は大幅に下落しました。

【投資への活かし方】
RSIが80に近づいたり、弱気ダイバージェンスが出たら利確やショートポジションの検討材料とします。ただし、市場が強気の場合はRSIが高い状態が継続することもあるため、複数指標との併用が重要です。

関連記事:暗号資産(仮想通貨)取引におけるRSIの使い方と計算式

MACD:トレンド転換を示すクロス

出典:BitBO

MACDは短期と長期の移動平均の差からトレンドの転換を示す指標です。

デッドクロス(弱気クロス)
MACD線がシグナル線を上から下に抜ける現象で、下落転換のサインとされます。特に高値圏で起こるほど信頼性が高まります。

ゼロライン割れ
MACD線がゼロラインを下回ると、下落トレンド入りの可能性が高くなります。

【具体例】
2022年初頭、MACDでデッドクロスが起きた後、ゼロラインも割り込み、ビットコイン価格は数週間で大幅に下落しました。

【投資への活かし方】
高値圏でのデッドクロスは要注意です。RSIや出来高など、他の指標と併せて確認しましょう。

移動平均線とデス・クロス:トレンド転換点

移動平均線(MA)は一定期間の価格平均を表し、トレンドの方向性を示します。特に注目されるのが短期MA(50日)と長期MA(200日)の交差、デス・クロスです。

デス・クロス
短期MAが長期MAを上から下に突き抜ける状態で、下落トレンドへの転換を示します。

200日線割れ
価格が200日MAを下回ると、売り圧力が増加しやすくなります。

【具体例】
2025年4月のビットコイン市場ではデス・クロス後に約16%以上の下落が起こりました。ただし、その後回復するケースもあり、必ずしも暴落するわけではありません。

【投資への活かし方】
デス・クロス発生時はポジション調整のタイミングと捉え、200日MA割れにも注意しましょう。トレンドの方向性を確認する指標として有効です。

ハッシュリボン:マイナー動向から見る下落圧力

出典:BitBO

ハッシュリボンはビットコインのマイナー(採掘業者)の活動状況を示す指標です。ハッシュレート(採掘速度)の変化を分析し、価格の下落圧力を予測します。

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マイナーキャピチュレーション(投降)
ハッシュレートの30日平均が60日平均を下回ると、マイナー撤退の兆候となり、価格下落圧力が高まります。

投降終了(買いシグナル)
投降終了後、ハッシュレートが回復すると底打ちサインとなります。

【具体例】
2021年5月、中国のマイニング規制強化でハッシュリボンが投降を示し、その間ビットコイン価格は暴落しました。その後、ハッシュレート回復とともに価格も反発しました。

【投資への活かし方】
投降シグナル時は買い増しを控え、状況が回復した後に積極的に投資するという判断が有効です。

オンチェーンデータから読む下落サイン

指標名何を示すか下落リスクを示すサイン
MVRV Z-Score時価総額と内在価値の乖離度合いZスコアが7以上に達する(過熱状態)
取引所へのBTC流入量売却意図や市場の売り圧力流入量の急増、Exchange Reserveの増加
ハッシュレートマイナー活動状況とネットワーク健全性急激な低下(マイナー撤退)
長期保有者(LTH)動向市場の需給状況・ホルダーの行動変化LTHの供給増、休眠コインの活発な移動

オンチェーンデータとは、ブロックチェーン上の取引履歴やネットワーク状態から、市場の変化を読み解くデータです。特に、価格下落を示唆する指標として、「MVRV Z-Score」「取引所へのBTC流入量」「ハッシュレート」「長期保有者(LTH)の動向」を中心に解説します。

MVRV Z-Score:市場の過熱を示す指標

出典:Bitcoin Magazine Pro

MVRV Z-Scoreはビットコインの市場価格と実現価格の乖離度合いを示す指標です。

高いMVRV(Z>7〜8)は市場の過熱サイン
Zスコアが極端に高くなると、多くの投資家が含み益を持っており、一斉に利益確定売りが出やすい状況となります。

【具体例】
2021年11月にZスコアが約9まで上昇後、ビットコインは数カ月で約50%以上暴落しました。

【投資への活かし方】
Zスコアが7を超えた場合、利確やポジション調整を検討します。

取引所へのBTC流入量:売り圧力増加のサイン

出典:クリプトクアント

取引所へのビットコイン流入量(Exchange Inflow)が増加すると、売却意欲が高まっていると解釈されます。また、取引所の保有残高(Exchange Reserve)が継続的に増加する場合も、売り圧力の強まりを示唆します。

流入増加・取引所残高増は弱気サイン
大量のBTCが取引所に送金されると、売却が増え価格下落を招きやすくなります。CryptoQuantによると、「取引所へのBTC流入量が増えることは、大半の場合、価格下落をもたらす弱気サイン」と明言されています。

【具体例】
2024年8月、1日で9万4000 BTCが取引所へ流入し、その直後市場は急落しました。

【投資への活かし方】
普段と異なる規模の流入を確認した場合、慎重姿勢で様子見します。また、Exchange Netflow(流入-流出)がプラスに大きく傾いているときも注意が必要です。

ハッシュレートの急低下:マイナー撤退の兆候

ハッシュレートが急激に低下すると、マイナーの採掘停止やBTC売却による市場不安を引き起こします。

ハッシュレートの急落は弱気シグナル
ネットワークの安定性に不安が広がり、市場の心理的悪化を招きやすくなります。

【具体例】
2021年5月、中国の採掘規制でハッシュレートが50%以上低下。その後ビットコイン価格は急落しました。

【投資への活かし方】
ハッシュレートの大幅低下を見つけたら、原因をニュース等で確認し、投資判断を慎重にします。

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長期保有者(LTH)の動向変化:売却開始の兆候

長期保有者(155日以上保有)の行動変化は、相場の転換点を示す重要なサインです。LTHが市場にコインを放出(分配)し始めると、下落リスクが高まります。

LTHからSTHへの供給増は下落サイン
長期保有者が利益確定を始めることで市場の需給バランスが崩れ、価格が下がりやすくなります。Glassnodeによれば、市場のピーク時には長期保有者が大量にコインを売却(分配)し、その直後に下落が始まる傾向があります。

【具体例】
2017年末、2021年初頭、2024年末〜2025年前半など、長期保有者が大量に売却を始めると価格がピークアウトしています。

【投資への活かし方】
オンチェーンデータで長期保有コインの供給量減少や休眠コインの移動が増えたら、市場の天井付近の可能性があるため、利確やヘッジを検討します。

関連記事:投資初心者でもわかるオンチェーン分析とは?

市場心理とマクロ要因から読む下落サイン

指標名何を示すか下落リスクを示すサイン
Fear & Greed Index投資家心理の強気・弱気度合い指数が80以上(極度の強欲)に達する
金融政策(利上げ局面)市場の流動性とリスク資産の需給中央銀行の利上げ開始または利上げ継続局面
投資家センチメントSNSやニュースの楽観・悲観度合いポジティブ投稿が極端に多くなる

最後に、市場心理とマクロ経済要因という、価格形成の背景となる観点から、ビットコイン価格の下落サインを解説します。特に注目すべきは「Fear & Greed Index(恐怖・強欲指数)」、「金融政策(金利動向)」、「投資家センチメント(世論)」の3つです。

Fear & Greed Index(恐怖・強欲指数):極端な楽観は危険信号

Fear & Greed Indexは市場心理を0〜100の数値で示す指標で、0が極度の恐怖、100が極度の強欲を意味します。

極度の強欲(指数が80以上)は調整リスクのサイン
市場が極端に楽観的になると、買い手が出尽くし調整局面に入りやすくなります。特に指数が90付近まで高まると短期的なピークを打つ傾向があります。

【具体例】
2021年11月、指数が90台を記録した直後にビットコイン価格は急落しました。また、2019年6月に95を記録した際もその後価格は約30%下落しました。

【投資への活かし方】
指数が80〜90を超えた場合は新規の買いを控え、利確やポジション調整を検討します。

金融政策(利上げ・利下げ):市場の流動性とリスク資産の関係

出典:コインベース

中央銀行(主に米FRB)の金融政策はビットコイン価格にも影響を与えます。特に金利政策の動向に注目が必要です。

利上げ局面は下落リスクを高める
利上げにより市場から資金が引き揚げられ、リスク資産への投資が減少しやすくなります。ビットコインも例外ではなく、価格が下落する傾向があります。

【具体例】
2022年3月、米FRBが利上げを開始するとビットコインは本格的な下落相場に入り、一時は前年高値から75%以上の下落を記録しました。

【投資への活かし方】
利上げ局面ではリスク資産への投資比率を抑え、金融政策の転換点を意識しながら慎重にポジションを調整しましょう。

投資家センチメント(ソーシャル指標):群集心理の逆張りシグナル

出典:サンティメント
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SNSやニュースなどの世論を定量的に分析することで、市場心理の極端な偏りを把握できます。

過度な楽観は相場転換の兆候
ソーシャルメディアでポジティブな投稿が極端に増えると、市場はピークアウトしやすくなります。いわゆる「タクシー運転手も株の話をするような状況」です。

【具体例】
2025年4月、Santimentのセンチメント指標が強気領域に入り「ビットコインは9万ドル到達間近」との投稿が溢れましたが、その後価格は上値が重くなり調整しました。

【投資への活かし方】
ソーシャルセンチメントが極端に強気に傾いている場合は慎重に利確を検討し、過度な楽観状態を警戒しましょう。

関連記事:FOMCとビットコイン価格|米金融政策がBTCを揺さぶる理由

ビットコイン半減期サイクルと価格への影響

ビットコイン半減期

半減期とは:仕組みと供給制約の概要

出典:X

ビットコインの半減期(Halving)は、約4年ごと(正確には210,000ブロックごと)にマイニング報酬が半分に減る仕組みのことです。ビットコイン誕生時(2009年)は1ブロックあたりの報酬が50BTCでしたが、その後2012年に25BTC、2016年に12.5BTC、2020年に6.25BTC、そして2024年4月に3.125BTCへと順次減少してきました。

これにより市場への新規供給量が強制的に減少し、ビットコインの希少性が増すため、価格上昇圧力が高まると期待されます。また、マイナーが売却するBTC量も減少するため、市場への売り圧力が抑制される効果もあります。半減期はビットコインが2140年ごろまでに発行上限2100万BTCに到達するよう設計された「デジタルゴールドの供給スケジュール」とも呼ばれています。

過去の半減期と価格推移パターン

過去の半減期前後の価格変動パターンは次のように整理できます。

半減期ブロック報酬半減期6ヶ月前半減期時価格半減期6ヶ月後半減期後12ヶ月の最高値その後の下落率(安値)
2012年11月(第1回)50 → 25 BTC約$5約$12約$130約$1,150▲83%(約$200)
2016年7月(第2回)25 → 12.5 BTC約$450約$650約$900約$19,000▲84%(約$3,200)
2020年5月(第3回)12.5 → 6.25 BTC約$8,700約$8,600約$15,700約$67,000▲77%(約$15,500)
2024年4月(第4回)6.25 → 3.125 BTC約$27,000約$60,000約$66,000(推定)約$90,000(現在)▲16%(短期調整)

過去のサイクルに共通する流れとして、「半減期前に期待感から価格が上昇」→「半減期直後にイベント通過の失望売り(小規模な調整)」→「半年から1年後にかけて強気相場のピークを形成(ブローオフトップ)」→「ピーク後に70%~85%の大幅な下落(弱気相場入り)」という循環が見られます。

半減期後の市場過熱とその調整局面

各半減期後には、市場心理が過度に楽観化し、投機的な買いが急増します。しかし、その過熱状態は長続きせず、やがて急激な調整局面が訪れます。

例えば:

  • 第1回サイクル(2013年):$1,150付近のピーク後、約83%の暴落。
  • 第2回サイクル(2017年):$19,000から約84%下落。
  • 第3回サイクル(2021年):$69,000から約77%下落。

このように、過去の半減期では必ずといっていいほど市場が極端に加熱し、その後大きく調整しています。

直近の2024年半減期でも、イベント直後に約16%の調整が入りましたが、過去に比べれば比較的小規模でした。これは市場の成熟や機関投資家の参入によるボラティリティ(価格変動率)の低下が影響している可能性があります。

しかし依然として、「半減期は中長期的には強気材料である一方、短期的には『噂で買われ、事実で売られる』傾向がある」との指摘が当てはまります。

投資への活かし方と教訓

半減期サイクルから得られる教訓は次のとおりです。

  • 半減期前の期待感による価格上昇時は慎重になり、「噂で買って事実で売る」心理を意識。
  • 半減期直後の小規模調整は長期投資の仕込み場になることも。
  • 半減期後12〜18ヶ月後のピーク付近では過度の楽観(極度の強欲状態)に警戒し、ポジションを軽くすること。
  • ピーク後の暴落時(極度の恐怖状態)は、長期的な絶好の買い場になる可能性が高い。

関連記事:ビットコイン半減期の後に売るタイミングは?

まとめ:適切に下落サインに備え、ビットコインでのROIを高めよう

オンチェーンシグナルは、ビットコインがサイクルピーク前に20万ドルに達する可能性を示唆しています。

ビットコインの価格が大きく下落する前には、必ずといっていいほど特定のサインが現れます。初心者でもこうした兆候を知ることで、相場暴落のリスクを抑え、的確に対応することが可能です。テクニカル指標やオンチェーンデータ、市場心理を通じて読み取れる下落シグナルを事前に把握しておけば、パニックに陥ることなく冷静に判断できます。暗号資産投資においては「信じるな、検証せよ」の精神が重要であり、事前にリスクを察知する習慣をつけることで、長期的な成功につながります。

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