分散型オラクルネットワークを提供するチェーンリンク(LINK)は18日、クロスチェーンプロトコルCCIPを複数テストネット上ローンチした。LINKは国内複数取引所にて購入可能。
チェーンリンクラボ、ケマール・エル・ムジャヒドCPOの17日のブログによればCCIPは、20日にイーサリアム(ETH)、オプティミズム(OP)、ポリゴン(MATIC)、アバランチ(AVAX)の各種テストネットで利用可能となる。同プロトコルでは、チェーンリンクのオラクルネットワークを利用し、クロスチェーン通信を実現。オラクルネットワークは、メッセージ、トランザクションのリスク管理などを行う。CCIPではトークンの転送機能も提供。これによりトークンプールのスマートコントラクトのためにカスタムコードを書く必要がなくなる。
CCIPでは、ブロックチェーン間通信をシームレスにするだけでなくActive Risk Management(ARM)も導入。ARMは悪意のあるクロスチェーンの活動を検出し、自動的なサービス一時停止によりユーザーの資金を保護する。チェーンリンクの相互運用性ソリューションは、スウィフトのメッセージングインフラを使用。同社は相互運用性ソリューションの実装に向けBNYメロンなどの金融機関とも協業している。なお、分散型デリバティブプラットフォームSynthetix(SNX)はCCIPメインネット上で稼働している。
- オラクルとはロックチェーン外のデータをブロックチェーン内に取り込む役割を果たすシステム。これにより、スマートコントラクトはリアルタイムの価格情報や天候データ等、ブロックチェーン外のデータを使用しての動作が可能。
チェーンリンクとは?
チェーンリンクはブロックチェーンネットワーク間で安全なデータ転送を可能にする分散型オラクルネットワーク。外部のデータフィード、API、そして他のリアルタイム情報源をブロックチェーンネットワークに統合することで、スマートコントラクトの活用範囲を広げる。暗号資産トラッキングサイトのコインマーケットキャップによれば、LINKの現在の価格は985円で前日比5.9%増。時価総額ランキングでは21位にランクインしている。
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