アクティブ・アドレスが着実に上昇し、イーサリアムとの相関関係が強気の絵を描いていることから、ポリゴン(MATIC)の価値提案は牽引力を増している。これは価格上昇の始まりであり、もしそうであれば、1.24ドルのしきい値まで上昇する可能性はあるのだろうか?
この分析では、MATICの潜在的な軌道を予測する指標を掘り下げ、データを活用して物語を解き明かす。
増加するアクティブアドレス
MATICのアクティブアドレスは過去30日間で約60%増加した。歴史的に見ても、以下のチャートに見られるように、アクティブアドレスの増加と価格には強い相関関係がある。
2月6日には10,439のアクティブアドレスが登録された。それが3月3日には15,708件に急増した。価格もこれに追随し、同期間に0.83ドルから1.14ドルへと37.35%の伸びを示した。
Maticは2023年4月以来、1.14ドルの価格水準にタッチしていない。
ここ1ヶ月のアクティブ・アドレスと価格の顕著な伸びにもかかわらず、状況は停滞し始めている。過去のデータに基づけば、有効アドレスの増加が止まるのは、しばしば価格の安定期や潜在的な価格調整期に先行する。
このパターンから、MATICの価格もこれに追随し、近い将来、統合局面に入ったり、下方修正されたりする可能性があることが予想される。
イーサリアムとの相関:強気のハーモニー
歴史的に、MATIC価格はETH価格を密接に反映しており、通常0.8を超える相関係数を示している。この関係は先月顕著に強まった。具体的には、相関は2月1日の控えめな0.5から、3月6日には0.95まで急上昇した。
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イーサリアムの現在の上昇モメンタムを考えると、この密接な相関関係はMATICにとって有望な見通しを示すものかもしれない。MATICを上記で予想した目標価格1.24ドルへと導く可能性さえある。
一方、今年を通してETHとMATICの成長率を検証すると、明確な格差が明らかになる。ETH価格はMATICの4.5倍も上昇している。両者の伝統的に強固な相関関係を背景に、MATICが上昇する可能性があると予測するのはもっともなことのように思われる。
さらに分析を進めると、MATICの年初来の成長率を、ミームコインとステーブルコインを除く上位10大暗号通貨と比較すると、MATICは遅れをとっていることがわかる。MATICはこれらの主要暗号資産のうち9種類に差をつけられ、AVAXより高い成長率を達成したのみであった。
MATICの価格予測:3月15日までに1.23ドルは可能か?
IOMAPチャートを分析すると、”In the Money “のアドレス数が多いことから、低価格レベル、特に1.10ドルの買い手が集中しているあたりに大きなサポートがあることがわかる。この水準が維持されれば、さらなる下降トレンドが阻止される可能性がある。
1.17ドルのレジスタンスを上抜ければ、強い強気シグナルとなり、次のレジスタンスである1.21ドル前後、そして1.24ドル以上を目指してさらに上昇する可能性がある。これは、1.14ドルより先の赤いバブル(アドレスが「アウト・オブ・ザ・マネー」を示す)が緑色(利益が出る)に変わり始めるため、売り圧力が弱まるからである。
現在のサポート水準が破られた場合、特に1.10ドルと1.14ドルの間にある大きな緑色のバブルを価格が下回った場合、弱気トレンドの引き金となる可能性がある。なぜなら、重要なサポート・レベルが破られることで、信頼が失われ、売りが出る可能性があるからだ。
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また、ETHとの相関が低下する可能性もある。高相関が続いたとしても、ETHが弱気トレンドに入れば、 MATICの価格は下落する可能性がある。
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