米国モーニング・ダイジェストへようこそ。1日の始まりに、本日の暗号資産市場の主要トピックをまとめた要約版をお届けする。
コーヒーを片手に読み進めてほしい。欧州が危機の瀬戸際にある一方、エルサルバドルでは別の物語が展開している。マックス・カイザー氏は、同国がビットコインの「自由の女神」になりつつあり、安定性、楽観主義、そしてデジタル時代の安全な避難所を提供していると指摘する。
本日の暗号資産ニュース:エルサルバドルはビットコインの安全な避難所として「丘の上の輝く都市」—マックス・カイザー氏
Sponsoredエルサルバドルはビットコイン採用の世界的拠点として台頭しており、マックス・カイザー氏は同国を「丘の上の輝く都市」と評している。同氏の発言は、欧州が金融・社会の混乱を深める中でのものだ。
BeInCryptoの独占取材に対し、カイザー氏はエルサルバドルが先行している具体的な兆しを挙げた。
エルサルバドルが第4の転換期を脱しつつある最も明白な兆候は、殺人率が98%減少し、ブケレ大統領の支持率が92%へ上昇していることだ。一方で、フランスや欧州、世界各国では暴力の増加を抑え込めていない。
—— マックス・カイザー
同氏によれば、エルサルバドルのビットコイン戦略備蓄が強靭性の中核を成す。ビットコイン・マキシマリストの同氏は、この戦略が、インフレや腐敗した法定通貨の官僚制から解き放たれた将来を、国民に保証するとの見解を示した。
さらに、同国の文化的・金融的な復興に触れ、エルサルバドルに広がる楽観主義とルネサンスの機運を強調した。
Sponsored Sponsored11月に大統領宮殿で開かれるビットコイン・オフィスの「ビットコイン・ヒストリコ」イベントは、エルサルバドルが新たな自由の女神であり、丘の上の輝く都市であることを世界に示すシグナルだ。
—— マックス・カイザー
欧州で反乱の兆候が強まり、債券市場が動揺するなか、カイザー氏は資本がビットコインとエルサルバドルへ逃避するのは避けられないとみる。
同氏は、新たな「安全資産」はデジタルであり、ビットコインを投機対象ではなく避難先として位置づける。
こうした見立ては、フランスが破産リスクに直面し、ドイツのエネルギー政策が製造業に影響、英国の債券市場が崩れているという、欧州の金融・社会不安を背景にしている。
著名投資家で金融作家のロバート・キヨサキ氏も、西側諸国の債務返済能力への信認が低下していると指摘する。
同氏は、日本と中国が米国債の売却を続け、金と銀の保有を積み増している点を根拠に挙げる。
カイザー氏の主張は、エルサルバドルが世界で初めてビットコインを法定通貨として採用した決断を、経済・地政学両面のヘッジとして位置づけるものだ。
本日のチャート

バイトサイズのアルファ
本日押さえておきたい米国発の暗号資産ニュース:
Sponsored- バイナンスの上場廃止発表を受け、3銘柄のアルトコインが急落。
- ウォール街大手がビットコインとイーサリアムの現物取引提供を準備。
- 3つのアルトコインがワールド・リバティ・ファイナンシャル(WLFI)への投資家関心の高まりで恩恵。
- ビットコイン対イーサリアム:2025年9月が両者にとって異なる理由。
- ビットコインと中央銀行の流動性—市場サイクルを動かす隠れた相関。
- 柴犬コインは横ばいだが、“ダイヤモンドハンズ”が売り圧力を抑制。
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暗号資産関連株のプレマーケット概況
企業 | 9月2日終値 | プレマーケット概況 |
ストラテジー (MSTR) | 341.62ドル | 344.32ドル (+0.79%) |
コインベース (COIN) | 303.56ドル | 305.60ドル (+0.67%) |
ギャラクシー・デジタル・ホールディングス (GLXY) | 24.16ドル | 24.40ドル (+0.99%) |
MARAホールディングス (MARA) | 16.06ドル | 16.13ドル (+0.44%) |
ライオット・プラットフォームズ (RIOT) | 14.09ドル | 14.20ドル (+0.78%) |
コア・サイエンティフィック (CORZ) | 14.00ドル | 14.07ドル (+0.50%) |