ミーム専用に構築された初のレイヤー1（L1）ブロックチェーン「MemeCore」のネイティブコインである「M」は、直近24時間で20%以上の価格上昇を記録し、本日の暗号資産市場における最大の値上がり銘柄となった。上昇の勢いが加速する中、Mは短期的にさらなる上値追いが期待されている。
Mが20％超の急騰、強気派が再び主導権を握る
今回の2桁に及ぶ上昇は、7月15日から8月4日まで続いていた狭いレンジ相場を上抜けした後に発生したものだ。この間、Mは上値を0.47ドル付近で抑えられる一方、下値は0.31ドル付近で底堅く推移し、取引レンジは非常に限定的な状態だった。
しかし、新たな買い需要の高まりを受け、Mは0.47ドルの抵抗ラインを明確に突破し、市場のセンチメントが好転しつつある兆候を示している。
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日足チャートを見ると、資産への資金の流入・流出を示す指標であるチャイキン・マネー・フロー（CMF）が、Mへのポジティブな資金流入が増加していることを示唆しており、さらなる価格上昇が見込める状況となっている。
現在、CMFの値は0.01となっており、ゼロラインをわずかに上回って推移している。この水準は、売り圧力よりも買い圧力が優勢になりつつあることを意味しており、上昇基調への初期シグナルとなる可能性が高い。
このような資金の流入傾向が続けば、今後数日間の取引においてMの価格が上昇基調を維持する要因となるだろう。
また、Mは現在20日指数移動平均（EMA）を上回る水準で取引されており、市場における強い買い圧力を反映している。
Mの20日EMA 出典： TradingView
本稿執筆時点で20日EMAは0.40ドル付近に位置し、価格に対して短期的なサポートラインを形成している。参考として、現在のMの価格は0.55ドル付近で推移している。
20日EMAは直近20日間の価格平均を示す移動平均線であり、直近の価格動向に大きなウェイトを置いている。価格がこの移動平均線を下回る場合は売り圧力が増し、サポートが弱まる可能性を示唆する。
逆に、このレベルを超えて価格が推移している場合は短期的な上昇トレンドが強まることを示しており、さらなる上昇の可能性が高まる。
Mが統合から脱却、維持できるか
今回のMの横ばい相場からのブレイクアウトは、レンジ相場から明確な上昇トレンドへの転換を示唆する動きとなっている。買い需要が今後も継続的に増加すれば、M価格は7月13日に付けた直近高値である0.63ドル付近まで上昇する可能性がある。
一方で利益確定売りが活発化すれば、この上昇シナリオは打ち消される恐れがある。その場合、Mの価格は今回の上昇分の一部を失い、再び0.52ドルを割り込んでレンジ相場に戻る可能性も出てくる。
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