ミームコイン特化型のレイヤー1「MemeCore」を支えるコインMは、過去24時間で+20%急騰し、本日のトップ上昇銘柄となった。昨日に続く過去最高値圏での動きが週間ラリーをさらに延長している。
一方で、利益確定のシグナルも点灯し始めており、ラリーの持続性に不透明感が増している。
ミームコアの上昇、息切れの兆候
直近の急伸にもかかわらず、オンチェーンでは売り圧力の増大が確認される。Coinglassデータではスポット取引所への流入が数週間ぶりの高水準まで急増し、投資家が利確のためにMを移動させている動きが浮かぶ。
Sponsored一般に取引所流入が増える局面は「蓄積」から「分配」へセンチメントが移行しているサイン。つまり、売却準備の兆しだ。これにより短期的には買い勢力の弱まりと反転リスクが高まる。
さらにチャイキン・マネーフロー(CMF)は9月16日以降下落基調を維持。価格上昇と逆行する弱気ダイバージェンスが形成されている。
CMFの低下は、価格は伸びているのに資本流入が細っていることを意味する。歴史的にこれは反落前の典型パターンとされる。
M、ATH手前で失速 ― 2.99ドルの壁
記事執筆時点でMは2.94ドル。過去最高値2.99ドル目前で上値が重く、強力なレジスタンス帯を形成している。
弱気ムードが続けば、この壁はさらに厚みを増し、価格は2.35ドルサポートへ逆戻りする恐れもある。同水準を割れれば下落圧力は加速し得る。
反対に、新規需要が一気に入れば、ATH突破と新高値更新につながる可能性もある。ラリー継続の鍵は、2.99ドル突破とその上での定着だ。