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メタプラネットとコンヴァノ、ビットコインを追加購入

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著者:
Shigeki Mori

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編集:
Shigeki Mori

09日 9月 2025年 11:26 JST
Trusted-確かな情報源
  • メタプラネットは、ワラントと債券償還戦略を通じて資金を調達し、ビットコインの保有量を20,136BTCに拡大した。
  • コンヴァーノ社は、2027年3月までに2万1,000BTCを目指し、1億3,600万ドルのビットコイン購入計画を発表した。
  • 日本企業は、円安と持続的な金融政策の不確実性に対抗するため、ビットコインの財務戦略を採用している。
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日本のビットコイン財務戦略をリードする2社、メタプラネットとコンバノが8日、追加購入を発表した。メタプラネットは過去10週間で10回の買収を実施し、合計7,791 BTCを取得した。

この活動は、円安と持続的な金融政策の不確実性に対抗するために、バランスシートを多様化していることを示している。

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メタプラネット:10週間で10件の購入

東京に拠点を置くメタプラネット株式会社は、ビットコイン取得戦略を加速させ、136 BTCを1,530万ドルで購入した。同社の平均取得コストに基づくと、これにより総保有量は20,136 BTCとなり、約20億7,000万ドルの価値がある。過去10週間にわたり、メタプラネットは毎週ビットコインを購入し、合計7,791 BTCの10回の買収を実施した。

日付購入したビットコインの数総ビットコイン保有量
2025年6月30日1,00513,350
2025年7月7日2,20515,555
2025年7月14日79716,352
2025年7月28日78017,132
2025年8月4日46317,595
2025年8月12日51818,113
2025年8月18日77518,888
2025年8月25日10318,991
2025年9月1日1,00920,000
2025年9月8日13620,136
メタプラネットの過去10回のビットコイン購入履歴

同社はビットコインを戦略的な準備資産と位置付け、株主価値を強化するための長期的なバランスシート多様化政策の一環として強調している。その財務指標はこのアプローチの影響を示している。7月1日から9月8日までの間に、メタプラネットはビットコインの利回りを30.8%と報告した。前四半期では、2025年第2四半期に129.4%、2025年第1四半期に95.6%、2024年第4四半期には驚異的な309.8%の利回りを記録した。

利回りは、総BTC保有量を完全に希薄化された発行済株式数と比較し、以前の基準期間に対して計算される。同社はまた、「BTCゲイン」を追跡し、金融戦略からの純ビットコイン蓄積を希薄化効果を除外して分離している。メタプラネットの今四半期の累積BTC円ゲインは、ビットフライヤーで発表された参考価格を使用して4億5,800万ドルに達した。

メタプラネットは、ワラントの行使と債券の償還によってこれらの買収を資金調達し、規律ある体系的なアプローチを維持していると述べている。アナリストは、これが同社をアジア最大の企業ビットコイン保有者の一つに位置付けていると指摘している。

コンバノ:2万1000ビットコイン計画の第一歩

ネイルサロンチェーンで知られる美容・小売サービスグループのコンバノ株式会社は、2025年11月までに1億3,600万ドル相当のビットコインを購入する野心的な計画を発表した。この投資は、第5回普通社債の発行収益を通じて資金調達される。

この買収は、コンバノの「21,000ビットコイン財務補完計画」の第一段階を表しており、2027年3月までに21,000 BTC、つまり総供給量の0.10%を保有することを目指している。今月初めに承認された1,700万ドルの購入計画により、コンバノの総コミットメントは2億1,300万ドルを超えた。

経営陣はビットコインを企業財務の「価値の保存手段」と位置付け、円安とインフレリスクからの保護を求めている。同社はまた、ヘッジを超えた戦略的考慮事項として、株主価値の向上、資本政策の一貫性、独自のデジタル資産ブランドアイデンティティの構築を強調している。

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コンバノは、より強力な機関投資家の参加が市場の流動性と価格発見を改善し、大規模な企業参入に有利な条件を作り出したと主張している。この取り組みは、日本の美容・小売業界における最も重要な暗号資産コミットメントの一つを示している。

日本企業の財務戦略への広範な影響

この2つの発表は、日本企業のビットコインを財務資産としての見方の変化を浮き彫りにしている。持続的な低金利と為替レートの変動が、一部の企業に現金保有の代替としてデジタル資産を探るよう促している。

メタプラネットの株価は、ビットコインに焦点を当てた戦略を採用して以来、1,700%以上上昇しているが、同社はデジタル資産以外の複数の要因が株式市場に影響を与えると警告している。コンバノの参入は、非金融企業が暗号資産を資本計画に統合する方法を示している。

アナリストは、これらの動きが大規模な現金準備を持つ日本企業全体での採用を加速させる可能性があると示唆している。早期採用者の成功は、伝統的な企業がビットコインを投機的な手段ではなく、実行可能な準備資産と見なすことを奨励するかもしれない。

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