トラスティッド

24karat、スポーツNFTを自販機で販売―世界初の実店舗展開

4分
投稿者 Shigeki Mori
編集 Shigeki Mori

概要

  • 24karat、Dapper LabsのスポーツNFTをIoT自販機で販売する世界初の実証実験を開始した
  • NBA Top Shotを含むデジタルコレクティブルを、日本全国のサイネージ型自販機「AIICO」で提供
  • QRコードによる簡易購入方式を採用し、NFT体験を日常生活へ浸透させる試み
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Web3マーケティングプラットフォームの開発・運用を手掛ける24karatは29日、Dapper Labsが開発したスポーツ系デジタルコレクティブル「Dapper Sports Collectibles」を、日本全国のサイネージ型IoT自動販売機「AIICO」にて販売を開始した。オンラインのみで提供されてきたNFTを、実店舗の自販機というリアルな場で購入できる形とした世界初の取り組み。

代表的な販売アイテムには、NBAの印象的なプレーを切り取ったNBA Top Shotなどが含まれる。これにより、ファンはお気に入りの瞬間をデジタル形式で収集・所有することが可能となる。従来はオンラインやアプリ上で完結していたNFT体験が、自販機を介して日常へと入り込む試み。

NBA TOP SHOT NFTはNBA公認のデジタル版のトレーディングカードゲーム 出典:PR Times

購入は、AIICO自販機のタッチスクリーンに触れ、QRコードをスキャンするだけで完了する。ウォレットの設定やブロックチェーンの知識は一切不要であり、簡便さが特徴である。一部設置場所では、購入者に対してスポーツ関連の限定特典やプレゼントが提供される予定。

画像は六本木ヒルズ テレビ朝日本社に展開されている実際の自販機 出典:PR Times

街中でWeb3に触れる新たな接点

24karatは本施策を通じて、「Web3を日常に存在するものへと昇華させる」というビジョンを具現化する。AIICOの自販機ネットワークは、従来の広告・グッズ販売に加えて、新たなファン体験を提供する新世代メディアとして注目を集めている。触れて購入できるリアルな体験が、NFTというデジタル技術と並存する世界を示している。

展開スケジュールとしては、2025年7月中旬から初期導入が開始され、2025年秋以降には限定版コレクティブルや特典付き展開を拡大する予定である。今後、世界中のIPやプロジェクトとのコラボレーションも視野に入れている。

24karatの共同創業者であるセス・ルーアン氏および小川真輝氏は、「ファンは地域の自動販売機から象徴的なデジタルモーメントを直接発見・収集できる。これはまだ始まりに過ぎない」と共同でコメントしている。

Flowのディーター・シャーリー(チーフ設計士)氏も、「デジタルとフィジカルが交差する体験は非常に刺激的であり、NFTが日常に浸透する様子を示す一端だ」と語った。

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Shigeki_Mori.jpg
大阪府出身。日本では雑誌編集者、読売テレビ広報記者、豪州では日系メディア編集・記者などを経てフリーに。日本とオーストラリアで20年以上、ジャーナリスト、編集者、翻訳者、ウェブプロデューサーとして活動してきた。近年は暗号資産関連の記事の執筆や翻訳、コンテンツ・マネジメントを行っている。
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