イーサリアムの人気NFTコレクション「アズキ(Azuki)」は18日、フロア価格(最低取引価格)16ETH(約450万円)を突破した。これは月初比23%超の上昇率となる。
4月現在、NFT市場は全体的に下落し冷え込んでいる。
主な要因として、新興NFT市場「ブラー(Blur)」による、取引量の多寡に応じたトークンエアドロップのキャンペーン延長が挙げられる。ブラーを利用するトレーダーの間で、トークン報酬を目的とし、より約定しやすくするため価格を下げて出品する者が続出。さらに、フロア価格の下落を受けて、狼狽売りをするユーザーも散見される。
ブラーの動きを受けて競合NFT市場「オープンシー(Open Sea)」は5日、類似したNFTアグリゲーター(集計サイト)「オープンシー・プロ(OpenSea Pro)」のサービスを開始した。オープンシー・プロはプラットフォーム利用報酬を示唆していることから、今後も一定期間、NFT市場の下落傾向は続くものと見られる。
現在、主要なNFTコレクションのフロア価格は以下の通り。
- BAYC(Bored Ape Yacht Club):53.4ETH(約1,500万円:月初比18%減)
- MAYC(Mutant Ape Yacht Club):12ETH(約340万円:月初比10%減)
- ムーンバード(Moonbirds):3.1ETH(約87万円:月初比10%減)
- クローンX(Clone X):2.94ETH(約82万円:月初比12%減)
下落が続くNFT市場において、アズキの人気は特筆すべきものがある。アズキおよび派生コレクション「ビーンズ(BEANZ)」を運営するWeb3企業「チルラボ(Chiru Labs)」は12日、デジタルIP(知的財産権)のプラットフォーム企業IPX(旧LINE FRIENDS)と、戦略的パートナーシップを締結している。
さらに、アズキは18日、米ラスベガスで6月に開催するホルダー限定イベント「フォロー・ザ・ラビット(Follow The Rabbit)」の登録受付を開始している。
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