米国暗号資産ニュース朝のブリーフィングへようこそ。本日は、世界最大の政府系ファンドがビットコイン(BTC)に静かだが大きな動きを見せた件を含む、主要な市場動向をお届けする。詳細は限られるものの、その影響は計り知れない。
本日の暗号資産ニュース: 世界最大の政府系ファンド、ビットコイン保有を83%拡大
ノルウェーの政府系ファンドが、機関投資としての暗号資産保有を静かに大幅拡大した。公式報告によると、同ファンドはビットコインへのエクスポージャーを83%引き上げた。
ノルゲス・バンク・インベストメント・マネジメント(NBIM)は、1.6兆ドル規模のノルウェー石油基金を運用。2025年第2四半期(Q2)時点でのビットコイン保有量は、6,200BTC相当から11,400BTC相当へと拡大した。
保有の大半は、世界最大の企業ビットコイン保有者であるマイクロストラテジー(MSTR)株式を通じた間接保有である。また、日本のメタプラネット株式を通じて200BTC相当のポジションも新規構築した。
スタンダードチャータード銀行 デジタル資産リサーチ責任者のジェフ・ケンドリック氏は、この動きの意義を次のように述べている。
BTC ETF、MSTR、メタプラネットに関する13Fファイリングを精査したところ、最も注目すべきはNBIMがMSTRとメタプラネットを購入していた事実だ
NBIMは増加の理由を公表していないが、上場株式やETFを通じたビットコイン投資拡大の流れの中での動きとみられる。
政府系ファンドは通常、長期かつ慎重な資産運用を行うため、この規模のエクスポージャー拡大は市場でも注目を集める。
今回の投資時期は、過去四半期のビットコイン価格の着実な上昇とも一致する。背景には、ETFへの強い資金流入、企業・政府による採用拡大、そしてマクロ経済の不確実性がある。
NBIMにとってビットコインは全体ポートフォリオのごく一部だが、通貨価値の下落や地政学的リスクへのヘッジとして位置づけられる可能性がある。
今回のNBIMの動きは例外ではなく、政府系ファンドや大規模年金基金の間でも同様の傾向が見られ始めている。
BeInCryptoが以前報じた通り、こうした機関は静かにビットコイン投資を進め、長期的な分散ポートフォリオの一角としている。
こうした戦略的な配分が今後も継続すれば、ビットコインの流動性や機関投資家からの信頼を一段と押し上げ、政府支援による採用拡大の初期段階となる可能性がある。
本日のチャート

バイトサイズのアルファ
本日の米国暗号資産ニュースの主なポイント:
- 暗号資産市場の清算額が10億ドルを突破、PPIレポートが下落要因に。
- ビットコイン価格が11万7400ドルのCMEギャップを埋め、市場に期待と警戒感。
- SEC提出書類でウェルズ・ファーゴとアブダビのビットコインETF動向が判明。
- ルミス米上院議員が金の再評価を提案し、押収ビットコインのボトルネック回避を模索。
- SKALEの取引量に関する懸念、145%の急騰の中で指摘。
- イーサリアムが年間2番目の売り圧力に直面— 5000ドル到達の可能性は?
- パイネットワーク離れ進行— 脱退増加を示す3つの兆候。
- ミームコイン支配力が18か月ぶり低水準— 背景と今後の展望。
- SKALE(SKL)がGoogle提携観測で急伸、価格51%上昇。
- バイナンスへのビットコイン預金急増、売却観測も。
暗号資産株式のプレマーケット概況
企業 | 8月14日終値 | プレマーケット概況 |
マイクロストラテジー(MSTR) | 372.94ドル | 373.23ドル(+0.078%) |
コインベース・グローバル(COIN) | 324.89ドル | 325.00ドル(+0.034%) |
ギャラクシー・デジタル(GLXY) | 28.57ドル | 28.84ドル(+0.95%) |
MARAホールディングス(MARA) | 15.75ドル | 15.77ドル(+0.12%) |
ライオット・プラットフォームズ(RIOT) | 12.25ドル | 12.20ドル(-0.41%) |
コア・サイエンティフィック(CORZ) | 13.84ドル | 13.62ドル(-1.55%) |
Follow us on:
X(Twitter):@BeInCryptoJapan
Telegramチャンネル:@BeInCrypto Japan オフィシャルチャンネル
免責事項 - Disclaimers
当ウェブサイトに掲載されているすべての情報は、誠意をもって作成され、一般的な情報提供のみを目的としています。当ウェブサイトに掲載されている情報に基づいて行う一切の行為については、読者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。
