Pudgy PenguinsのトークンPENGUは過去1週間で62.1%上昇し、現在は0.0095ドル付近で推移している。トレーダーは、ルカ・ネッツCEOによる意味深な投稿を、同社の上場方針と結び付けている。
このトークンは直近24時間でも約15%上昇した。一方、時価総額は約5億9800万ドルとなり、PENGUは全暗号資産の中で97位となっている。
PENGUトークン上昇の背景
中央集権型暗号資産取引所LBankは8月にPudgy Penguinsとプロモーションキャンペーンを開始した。このプログラムはトレード大会、景品進呈、ユーザー預入金を30日間ロックする利回り商品を組み合わせている。これらロック商品は1か月間、取引所の注文板からトークンを隔離する。そのため、キャンペーン実施中は売り手の供給が細くなる。
同ブランドはオフラインでの展開も拡大している。ぬいぐるみやコレクションフィギュアが北米全域のWalmartやTargetで販売中である。ネッツ氏は今週末、Target導入を直接フォロワーにアピールした。
小売流通は主な強気材料となっている。1月にはマンチェスター・シティとのNFT取引によりスポーツ領域へも進出した。この方向転換は、NFT市場全体の時価総額が下落し、ブルーチップのコレクションが大きく打撃を受ける中、より重要性を増している。
IPO観測は2027年目標を示唆
ネッツ氏は、見開きの目、ペンギン、ビルの絵文字に加え、矢印、「soon(間もなく)」という言葉を投稿した。
多くのトレーダーは、このビルの絵文字を証券取引所の意味と解釈した。ただし、ネッツ氏は投稿にコメントを添えておらず、上場については直接言及していない。
これまでも同氏のタイムラインは2025年8月のインタビューまでさかのぼる。そこでネッツ氏は、2年以内に上場できなければ自身を失望と述べ、投資家にその約束の実現を求めていた。この期限は2027年に当たり、同氏は投資家に責任を持ってもらうよう呼びかけている。
収益がこの主張を支えている。Pudgy Penguinsは当時、年間売上高5,000万ドル程度を見込んでいた。この数字の大半はトークンではなく玩具による売り上げである。
この収益構成も、計画の難しさを示している。物販収益は企業側に入る一方で、PENGU保有者はブランド資産には権利を持たない。米国での上場には監査済み会計や株式とトークンを明確に分離する法的整理が必要となる。株主は玩具収益の享受が可能となるが、トークン価値がそれに自動的に連動するわけではない。
勢いは依然として脆弱に見える。PENGUの価格は2024年12月の過去最高値0.06845ドルを大きく下回っている。ただ、2月の最安値0.0053ドル付近から反発し、4月には0.0083ドル付近で長期の下落トレンドを突破した。春先からアナリストたちはPENGUを注目のミームコインとして繰り返し挙げていた。
目標は明確に示されているものの、法的手続きは進んでいない。提出された有価証券報告書もなく、主幹事証券会社や上場市場も未定である。トレーダーは会社の表明した野心、取引所のプロモーション、小売での勢いを先取りして織り込んでいる。









