ミームコインのぺぺコイン(PEPE)は26日、価格の急落および大口投資家(クジラ)の資金移動に関する声明を発表し、価格の急落はプロジェクトの内部犯行だったことを明かした。
声明によれば、元チームメンバー3人がマルチシグにログインし、26兆あったトークンのうちの60%である16兆PEPEを不正に出金し、暗号資産(仮想通貨)取引所に送金し売却したという。ブロックチェーンエスクプローラーのetherscanによれば、16兆ぺぺコインがマルチシグ・ウォレットからバイナンス、OXK、バイビットに関連したアドレスに送金されていた。加えてぺぺコインチームは、送金が行われる前にはマルチシグウォレットが必要署名数が5個以上から2個以上に変更されていたと主張。現在、マルチシグウォレットには10兆トークンが保管されており、これらは匿名の創設メンバーによって管理されている。同チームは今後、コミュニティ内の有力者と話し合いを始め、10兆トークンを新設されるウォレットに移転する。
ぺぺコインの急落時には複数のクジラやマーケットメーカーが売却する場面があったが、その後、大口投資家による買いが再び見られた。中国メディアPAnewsによれば、NFTマーケットプレイスNot Larva LabsのPAULY創設者は同日、PEPEチームを市場操作とインサイダー取引を行ったと主張した。
ペペコインは、2005年にマット・フリー氏が作成したミーム「カエルのペペ」にインスパイアされたミームコイン。バイナンスはぺぺコインの上場時に「ぺぺコインにはユーティリティがなく、価格のサポートメカニズムもない。また特定のチームメンバーが、TGE(トークン・ジェネレーション・イベント)の開始数分後に供給量の7%を購入できたというインサイダー取引の兆候がみられる」とし、注意喚起を行っていた。
X(旧Twitter)ではゴールド認証アカウントを持つ詐欺アカウントに注意
オンチェーン分析を行うZachXBT氏によれば、12の暗号資産プロジェクトのぺぺ、リド、パラスワップ、フレンド・テック、シンセティックス、エイプコイン、スタークネットなど、これらの偽アカウントはすべてゴールド認証バッジを保持する。Xのイーロン・マスク代表は以前、検証のための月額1,000ドルのサブスクリプションシステムが導入したとしているが、詐欺アカウントが増加しており、アカウントの区別がより難しくなっている。
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