バイナンスとアップビット、2つの大手国際取引所が今朝PUMPを上場すると発表した。しかし、この強気材料にもかかわらず、トークンの価格は数時間にわたり下落を続けている。
取引量は約73%増加しており、利益確定売りが上昇分を打ち消している可能性がある。ただし複数の要因が絡んでおり、確実な説明は難しい状況だ。
バイナンスとアップビットがPUMPを上場
Pump.funのPUMPトークンは、ここ数日で大幅に上昇していた。背景にはクリエイターフィー制度の更新による取引活発化がある。さらに今朝、バイナンスとアップビットがPUMP上場を発表し、大きな注目を集めた。
Sponsoredところが発表直後、PUMPの価格は逆に下落した。
通常、大手取引所上場はトークン価格を押し上げるが、PUMPはその効果を十分に享受できていない。直近数日も強気材料が複数あったにもかかわらずだ。
考慮すべき重要な要因
例えばPump.funは、9月に約2,000万ドル規模のトークン買い戻しを実施。また、共同創業者ノア・トゥイーデール氏がインタビューで暗号資産トレジャリー(DAT)との提携観測を示唆するなど、市場の期待を高めていた。
こうした強気材料の積み重ねが、急騰を支えてきた。
しかしアナリストは、上昇基盤が脆弱である可能性を指摘している。実際、バイナンスとアップビット上場発表後、取引量は過去24時間で約73%増加。小口投資家の利益確定売りが短期的な下落を招いたとみられる。
現状では、下落が取引所上場と直接関係しているかどうか断定は難しい。ただ、取引量の増加は市場関心の高さを示しており、時間が経てば強気モメンタムが再び生まれる可能性もある。