3年以上動きを見せなかったQuant(QNT)のクジラが、取引所へのトークン移動を開始した。QNTは過去1週間で287%上昇し、266.75ドルまで値上がりした。
オンチェーンデータによると、Quantネットワーク上のクジラ取引も過去最高を記録した。一方、The Clearing HouseがQuantをトークン化預金ネットワークとして選定した数日後、新規ウォレットも急増した。
3年ぶりのクジラがQNTを取引所に送金
Lookonchainによると、QNT高騰を受け、3年以上眠っていた2つのウォレットが動きを見せた。1つ目の0x6d32は、8250QNT(約188万ドル相当)をバイナンスへ入金した。
2つ目の0xd633は、3万4200QNT(805万ドル相当)を移動。そのうち0xd633は既に9000QNT(212万ドル相当)をコインベースとクラーケンに送金済み。
同時に、サンティメントによるとQuantネットワークで1日あたり10万ドル以上の取引は645件に達した。これは過去最多水準。ただし、同社はこの急増の意味について慎重な姿勢を示した。
「クジラの動きから大口投資家が注目していることは分かるが、全てのクジラが買っているのか売っているのかまでは分からない」と同社は述べた。
個人投資家の関心も高まり、QNTは火曜日にCoinGeckoの最も閲覧された銘柄リストのトップとなった。
Quantネットワークのトラフィック、銀行発表から3日後にピーク
この動きは、米国の主要25銀行が出資するThe Clearing Houseが9月24日にQuantを選定した後に起きた。しかし、サンティメントのデータによれば、主なオンチェーン活動はその数日後に集中した。
新規アドレス数は9月27日に7516件へと急増。これは9月1日から15日までの平日平均の約55倍。当日の発表時は351件だった。
アクティブアドレス数も同様で、9月24日の2064件から9月27日には1万4458件へ増加。デリバティブ取引も拡大し、ドル建てオープンインタレストは4日間で約9倍。QNT建てでも約2.2倍に増加した。
こうした動きは価格にも反映された。QNTはバイナンスで日曜日に373ドルまで上昇し、2021年9月以来の高値を記録した。ただしこの水準は過去最高値427.42ドルの約13%安。
サンティメントは、9月26日や27日に新たな材料は見当たらないと指摘。また、トークンの指標だけでは銀行が実際にQuantネットワークを活用するか不明だとの見方も示した。
The Clearing Houseのネットワーク開業は2027年前半が予定。サンティメントは、ここからの価格調整や揉み合いが、再び急騰するより健全な展開につながるとの見解を述べた。
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