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英スタンダートチャート銀、イーサリアム現物ETF承認は5月=ETH価格は4000ドルと予想

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ヘッドライン

  • スタンダードチャータード銀行がこのほど公開した最新レポートによると、米国でのイーサリアム(ETH)ETFの承認への期待から5月には4,000ドルに達する可能性がある
  • ジェフ・ケンドリック氏率いるアナリストチームは、米国証券取引委員会(SEC)がビットコイン(BTC)の事例と同様に、現物ETF申請に対する決定を最終的には承認するまで延期すると予想している
  • 同行はSECがETHをビットコインと異なる扱いをする「根本的な理由」がないと見ている
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英大手スタンダードチャータード銀行がこのほど公開した最新レポートによると、米国でのイーサリアム(ETH)現物上場投資信託(ETF)の規制承認が予想される中、イーサリアム価格は現在の水準から約70%上昇し、5月には4,000ドルに達する可能性があるとの見方を示した。

同行の研究責任者ジェフ・ケンドリック氏率いるアナリストチームは、米国証券取引委員会(SEC)がビットコイン(BTC)の事例と同様に、現物ETF申請に対する決定を最終的には承認するまで延期すると予想している。これにより、資産管理会社VanEckとArk/21Sharesによる申請の最終締切日である5月23日が承認の暫定日とされている。

SECは25日、資産管理大手ブラックロックのイーサリアム現物ETFの申請の判断を延期していた。SECのヘスター・ピアース委員はこのほど、商品を承認するためのSECのアプローチは、必ずしも原資産が証券であるかどうかにかかっているわけではないと指摘していた

CMEへの上場やSECの見解を考慮すれば承認はありうる|承認後も売り圧はなしか

ケンドリック氏は、「イーサリアム価格がビットコインETF承認の前の期間と同様にパフォーマンスを発揮すれば、ETHはその時点で4000ドルまで取引される可能性がある」と主張。同行は市場は承認の可能性を過小評価しているが、同行はSECがETHをビットコインと異なる扱いをする「根本的な理由」がないと見ている。ETHはシカゴ商品取引所(CME)にも上場しており、SECがリップル社との法的闘争中に67の暗号通貨を証券と主張している中で、イーサリアムを含めていない点を強調した。

ケンドリック氏は「5月23日のETH承認予定日に向けて、価格はビットコインのパフォーマンスを追随または上回る」と予想。BTCは23年、ブラックロック申請後85%上昇した。レポートによれば、ETF承認後のETHの売り圧力はBTCより少ない。これはグレイスケール・イーサリアムファンド(ETHE)の市場占有率がビットコイントラスト(GBTC)より低く、FTXの保有率も低いため。ケンドリック氏は、ETHトラストをETFに変換するグレイスケールの申請が拒否されれば、さらなる控訴が予想されると述べている。同行は23年10月、イーサリアム価格が26年末までに8000ドルに到達するとの予測を示していた。

Dencunアップグレードも価格上昇に一躍買うか

BeInCryptoは25日イーサリアム価格に関する予測を示しており、24年の最高値は5314ドル、30年には1万7658ドルと予測している。米資産運用会社ヴァンエック(VanEck)は23年12月の市場予測レポートで、イーサリアムは24年にビットコインを上回らないが、テクノロジー株を上回るパフォーマンスが期待されるとした。米金融大手JPモルガンのアナリストらは同月に公開したメモで4年にイーサリアムがビットコインや主要な他の暗号資産を上回る可能性があると主張した。同分析は、DencunアップグレードとEIP-4844の影響に基づく。

イーサリアムは31日、DencunアップグレードをSepoliaテストネットで開始した。これは3つのテストネットのうち2番目の実装である。Dencunは17日にGoerliテストネットで導入済み。2月7日、Dencunは最後のテストネット、Holeskyで開始予定。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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