ビットコイン(BTC)が過去最高値を更新する中、柴犬コイン(SHIB)は依然として上昇に向けた準備段階にある。過去24時間で約4%上昇し、市場全体の上げ基調に寄与した。7日間の上昇率は約15%に達している。さらなる上昇を見込むなら、SHIBを軽視するのは得策ではない可能性がある。足元では強気の対称三角形パターンを上抜けた。ただし、オンチェーンの2つの指標が異なるシグナルを示しており、どちらが優勢となるかで価格の方向性が左右される見通しだ。
取引所の供給減少、強気派に余地
強気パターンのブレイク時に注視すべきは、即時売却可能な供給量を示す取引所の準備金である。
SHIBの取引所残高は、7月31日の122.54兆トークンから8月11日には121.31兆トークンに減少した。約1%の減少は売り圧力の低下を示し、価格上昇を後押しする環境を整えている。

特筆すべきは、8月11日に月間最安の供給量を記録した直後、SHIB価格が急伸したことだ。7月24日や8月6日にも同様に、供給減少が価格上昇に連動した局面が見られた。
もっとも、価格上昇とともに取引所供給はわずかに回復しており、今後も残高の動向を注視する必要がある。
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使用済みコイン年齢帯が警告:上昇へのリスク要因
取引所残高の減少は強気材料だが、「Spent Coin Age Bands」の上昇はその効果を相殺する可能性がある。これは長期保有者が利益確定に動いている兆候とされる。

8月初旬には数週間ぶりの低水準となったが、その後は7月24日と同程度まで上昇。市場に供給が戻り、低残高による上昇効果を打ち消す可能性がある。過去のパターンでは、この指標が局所的な高値を付けるたびにSHIBの価格は調整しており、現局面でも注意が必要だ。
柴犬コインの価格動向:上昇傾向と警戒感の均衡
SHIBは0.00001368ドルで取引され、ブレイクアウトを維持している。特に対称三角形の上抜けは強気材料であり、0.00001438ドルを突破すれば上昇に弾みがつく見通しだ。

次の抵抗線は0.00001469ドルと0.00001518ドルで、勢いが続けば0.00001599ドルも視野に入る。取引所供給減少とSpent Coin Age上昇が拮抗する中、強気優勢を示す指標が上値追いを後押しする可能性がある。
一方で、0.00001318ドル〜0.00001224ドルのゾーンを割り込むと、弱気勢が主導権を握る展開も想定される。
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