トラスティッド

3000億の売却で柴犬コイン価格がレンジブレイクの瀬戸際に

5分
投稿者 Ananda Banerjee
編集 Shota Oba

概要

  • クジラは8月7日以降、3,000億SHIBを削減し、過去の急落を引き起こした売却を反映している。
  • コストベースのヒートマップは、$0.00001211に主要なサポートがあり、$0.00001265付近にレジスタンスがあることを示している。
  • Shiba Inuの価格は$0.00001271を回復しない限り、$0.00001100から$0.00001000のリスクがある。
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柴犬コイン(SHIB)の価格は今年、下押し圧力が続いている。年初来で約12%下落し、他の主要資産が上昇する中で逆行している。過去30日間で18.1%、直近1週間でさらに6%下落し、執筆時点では0.0000123ドル前後で取引されている。

注目されるのは、大口投資家(クジラ)が依然として強気か、それとも持ち高を減らしているのかという点だ。データは後者を示しており、重要な価格水準に影響を及ぼす可能性がある。


クジラがSHIB保有量を削減

100億〜1000億SHIBを保有するウォレット群が保有量を減らしている。7月21日時点では17兆7,200億SHIBだったが、7月28日には17兆6,300億SHIBに縮小。わずかな減少でも価格は大きく反応し、8月2日までに0.000014ドルから0.000012ドルへと約14%下落した。

Shiba Inu whales dumping SHIB
クジラによるSHIB売却の動き 出典:Santiment

その後も売却は進み、8月21日時点で保有量は17兆3,300億SHIBにまで減少。約3,000億SHIB、370万ドル相当が売却された計算だ。弱含むトレンドの中での売り越しは、さらなる下押しを警戒させる。

トークンのテクニカル分析や市場動向についての詳細は、編集者ハルシュ・ノタリヤのニュースレターから登録可能だ。


ヒートマップが示す蓄積とリスクゾーン

Glassnodeのコストベース分布ヒートマップによれば、約19兆9,900億SHIBが0.00001212ドル付近に集中しており、強力なサポートとして機能している。この水準は8月19日の下落局面でも価格を支えた。

SHIB Heatmap Highlighting Key Levels
SHIBの主要水準を示すヒートマップ 出典:Glassnode

一方で、約118億3,000万SHIBが0.00001269ドルに位置し、抵抗帯として作用している。SHIBは直近数週間、この水準を突破できずにいる。

クジラの売りが続くなかで0.00001211ドルを割り込めば、新たな下落圧力が強まりかねない。ヒートマップは、これらの水準で攻防が激しくなることを示している。

コストベースのヒートマップは、大量に蓄積された価格帯を可視化するもので、強力なサポートや逆に売り圧力の発生源を特定するのに有効とされる。


価格チャートが示すレンジ

日足チャートもヒートマップの水準を裏付ける。SHIBは0.00001237ドル前後で推移し、直下には0.00001203ドルのサポートが控える。これを割り込めば、次は0.00001100ドルや0.00001000ドルが焦点となり、7月の安値水準が意識される。

Shiba Inu price analysis
柴犬コイン価格分析 出典:TradingView

逆に、0.00001271ドル(ヒートマップの0.00001265ドル付近)を明確に突破すれば弱気ムードを和らげられる。力強いブレイクアウトが成立すれば、0.000014〜0.000015ドルへの反発も見込める。ただし、そのためにはクジラ需要の回復が不可欠だが、現状ではその兆しは乏しい。

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アナンダ・バネルジー氏は、Web3、暗号資産、ブロックチェーン、AI、SaaSに特化した技術系コピーライター兼コンテンツライターであり、12年以上のキャリアを持つ。インドのRCCIITで通信工学のM.Techを修了後、技術的な知識をコンテンツ制作に活かし、Towardsdatascience、Hackernoon、Dzone、Elephant Journal、Business2Communityなどに寄稿してきた。現在、BICでは、取引、分散型プロジェクト、暗号資産のハッキング、オンチェーン指標、暗号資産プロジェクトのレビュー、コイン特有の分析に関する長文コンテンツを提供している。それ以前は、インドの主要な暗号資産取引所であるCoinSwitchに所属し、編集およびYouTubeのリーチを14か月未満で50%以上増加させるのに貢献した。ここでは、単独で暗号資産価格分析ショーを主導し、30以上のエピソードをアンカーおよびスクリプト化した。また、インド発のプロコードプラットフォームであるDhiWiseを、堅実なコンテンツ戦略と技術ブログで初のProduct...
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