スターバックス株が再び3桁台に迫る上昇を見せている。ジム・クレイマー氏は、ここで止まらないと指摘する。今週、同社は多くの項目でウォール街の予想を上回った。
今週は主要企業の決算発表が相次いだが、スターバックスは堅調に業績を伸ばし、ブライアン・ニコルCEOが掲げた経営再建策が進展していることを示した。
スターバックス、全項目で好調
スターバックスは2024年度第3四半期において、調整後1株当たり利益が0.85ドルとなった。前年同期比で70%増で、予想を大きく上回る。売上高は93億ドルを維持。世界の既存店売上高は7.9%増と、4四半期連続の伸び。
営業利益率は、前年同期比430ベーシスポイント増の14.4%を記録。北米部門でも、2024年度初め以来の利益率拡大となった。関税還付金を除外しても、利益水準は維持されている。
株価は木曜日に3%超上昇し、およそ107ドルとなった。年初来では約26%の上昇。16日に付けた52週の終値最高値108.37ドルに接近。2025年1月以降、終値で110ドルを超えたことはない。
クレイマー氏、再建に強気
クレイマー氏は木曜日にCNBCでニコルCEOにインタビューし、今回の四半期業績を再建の転機と位置付けた。インベスティングクラブの目標株価を115ドルから120ドルに引き上げ、これらの結果が同社の追い風になると述べた。
ニコルCEOは店舗改装も強化しており、今会計年度末までに1500店舗のアップグレードを目指す。海外店舗では事業のシンプル化を進める。グローバルで約2万3000店あるうち、9割がライセンス運営に移行済み。4月には中国での合弁事業を完了。今後は米国とカナダでのみ直営を維持する方針。
今回の格上げは、コスト削減に向けた大規模な解雇の実施を受け投資家が歓迎したことにも連動。今週、他の勢い株に対して慎重な見方を示したクレイマー氏のスタンスとも対照的である。
スターバックスが120ドルを目指せるかどうかは、北米部門の利益率改善が関税還付金効果消滅後も維持されるかが焦点となる。









