Sui(SUI)は日曜日高値から約10%下落、市場では同アルトコインの直近の上昇トレンドが減速し始めたのではないかとの見方が強まっている。
SUIは過去1週間で急騰し、約40%上昇。市場を代表する有力アルトコインの1つとなっていたが、その後下落に転じた。
SUIステーキングが上昇を主導
市場データによると、SUIは日曜日に一時1.42ドルまで上昇し、1月下旬以来の高値を付けた後に反落した。大きな原動力となったのはSUIグループ・ホールディングスによる動きだった。
同社は保有する財務資産を1億872万8129SUIまで拡大したと発表した。加えて「実質的に全保有分」を推定年利1.8%でステーキングしたと説明した。この動きで供給量の2.7%が流動市場から引き揚げられた。
「さらに2つの材料が重なる。CMEグループによるSUI先物取引が5月29日にローンチ(規制されたデリバティブにアクセスできる5番目のL1)、そしてPagaとのアフリカ越境決済提携だ」とSantimentは述べた。
SUIの10%下落、その背景は
強い上昇の一方で、SUIは反落した。本稿執筆時点で、SUIは1.273ドルで推移し、過去24時間で4%安、日曜日高値から約10%下落となっている。
この調整は、SUIの相対力指数(RSI)が84.4まで急上昇し、買われ過ぎ水準に達したのち、75.94まで鈍化した後に発生。急ピッチの上昇後、市場の自然な調整との見方も出ている。
暗号資産市場全体も弱含みで、時価総額は過去1日で0.33%減、他の複数のアルトコインにも下落が波及した。
「RSIは昨日84まで上昇。明らかに買われ過ぎだった。調整は不可避だった。全体市場もリスクオフに。BTCやETHからステーブルコインへ68億ドルの資金流出。SUIだけでなく市場全体が下落した」とあるアナリストは指摘した。
ネットワーク活動はなお堅調
一方、Sui Networkのオンチェーン活動は依然として強さを維持。DefiLlamaによれば、ネットワーク上のTVL(預かり資産)はおよそ6億5300万ドルに上昇、5月初旬の約5億4190万ドルから増加した。
ネットワーク上のステーブルコイン供給量も過去1週間で4.5%増加し、分散型取引所の取引量は200%以上拡大した。
Santimentはさらに、今回の上昇時にSUIのソーシャル・ドミナンスは0.13〜0.15%で推移し、5月6日に記録した0.38%の急騰には及ばなかったと指摘した。
「コミュニティの話題が価格を上回っているわけではない。機関投資家による供給ロックが主導する上昇は、小口投資家のFOMO(乗り遅れ恐怖)によるものとはオンチェーンの動きが異なる」と同投稿は付け加えた。
それでもSUIは過去最高値から約76%下回った水準で推移し、2026年初頭のピークも割り込んだまま。年初来では依然としてマイナス圏となっている。
そのため、SUIが1月の高値を再び上回れるかは、投資家需要や企業財務からの資金流入が毎月のトークンロック解除を上回るかに左右される。ネットワーク成長の継続と買い需要の持続が次の上昇の強さを占う材料となる。
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