USDT(テザー)を発行するテザー社が、ソフトバンクグループとアーク・インベストとの資金調達交渉を進めている。同社は企業価値を5000億ドルと設定し、大型の株式公開(IPO)実施を視野に入れる。
両社の参画により資金調達が実現すれば、テザーのIPO計画は大幅に前進する見通しだ。世界最大級のステーブルコイン発行企業として、近い将来に記録的な規模の新規上場を果たす可能性が高まっている。
テザー、大規模資金調達ラウンドを目指す
数か月前にサークルが大成功を収めたIPOを行って以来、テザーも同様の計画をしているという根強い噂がある。今週初め、アーサー・ヘイズがテザーが新たな資金調達ラウンドを検討していると報じられ、5,000億ドルの評価額を目指していることからブームを煽った。今日、これらの噂はより現実味を帯びている。
Sponsoredブルームバーグの報道によれば、テザーはこの資金調達ラウンドについてソフトバンクとアーク・インベストメントと公式な交渉を行っている。これらの著名なテックファイナンサーは市場で大きな影響力を持ち、5,000億ドルの目標を現実のものにする手助けをする可能性がある。
実際、これらの企業はCEOパオロ・アルドイーノが最近言及した「主要投資家」である可能性がある。
これらの主張はどれほど現実的か
テザーとソフトバンクは今年4月にすでに提携し、新しいビットコイン投資会社を立ち上げたため、この資金調達ラウンドでのさらなる協力は非常に現実的である。ソフトバンクの総資産は数千億ドルに上るため、大きな影響を与える可能性がある。
アーク・インベストはそれほど大きな機関ではないが、それでも大規模なコミットメントを行い、テザーの資金調達にとって間違いなく資産となるだろう。同社はサークルのIPOを数か月前に予測しており、テザーとの新たな機会を活かそうとしているかもしれない。
もちろん、まだ多くの憶測が飛び交っている。これらの報道はテザーの資金調達に関する交渉を詳細に述べているだけで、まだ何も起こっていない。
それでも、マグニフィセント7の株は1日で数千億ドル動くことがあるため、5,000億ドルの評価額目標を追求するにはユニークな好機かもしれない。
もしテザーがこの資金調達ラウンドを成功させれば、その後すぐにIPOを開始する準備が整うだろう。企業の関心の高さを示すことで、サークルの記録を打ち破るさらなるブームを引き起こす可能性がある。
いくつかの要因に依存するが、この展開は大きなチャンスとなる可能性がある。