米S&Pグローバルは日本時間24日、9月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値を発表する。民間企業の購買担当者らへの調査をもとに算出し、景気の勢いをいち早く映す指標。市場では米経済の底堅さを改めて示す内容になるとの見方が多い。結果は米金利見通しを通じ、ビットコイン(BTC)など暗号資産相場の方向感を左右する可能性がある。
発表されるのは製造業PMI、サービス業PMI、両者を加重平均した総合PMIの3指標だ。いずれも50を景気の拡大と縮小の分かれ目とし、50を上回れば拡大、下回れば縮小を示す。
PMIは多くの政府統計に先立って毎月公表される。生産や輸出、設備稼働率、雇用、在庫水準など幅広い項目を反映しており、景気の転換点を探るうえで重要な先行指標と位置づけられる。リスク資産である暗号資産の投資家にとっても、見逃せない経済指標の一つだ。
次回S&PグローバルPMI速報の見通し
投資家は9月の速報製造業PMIが53.9から53.5へ、サービス業PMIは56.5から56へ僅かに低下すると予想している。
小幅な下落は市場を動揺させない見込みだが、米国の企業活動は依然として拡大基調にあり、米国「例外論」を裏付ける要素となる。
一方、両指数が大きく上振れれば、健全な景気の証左となり、米ドルの上昇を後押しする可能性が高い。これが米連邦準備理事会(FRB)の慎重(タカ派的)なスタンスを強化する見通し。
9月の米S&PグローバルPMI速報発表の時期とユーロ/ドルへの影響
S&Pグローバル製造業・サービス業・総合PMI速報は水曜日の世界標準時13時45分に発表される。
発表を前に、FXStreetのパブロ・ピオバノ上級アナリストは、ユーロ/ドルのさらなる下落リスクを指摘する。特に、1.1620を超える重要な200日単純移動平均線(SMA)を下抜けた後の現状を踏まえて警戒感を示す。
一方、強気勢が主導権を取り戻した場合、暫定の55日及び100日SMA(それぞれ1.1526、1.1542)が当面の抵抗線となる。その後、重要な200日SMA突破がカギとなり、次のターゲットは8月21日の高値1.1711に浮上する。
一方、ピオバノ上級アナリストは、売り圧力の継続時は、まず7月28日の月間安値1.1353がサポートとなり、その後、6月24日の2026年安値1.1324が次の下値目途になると分析する。
「モメンタム系指標も下落余地を示している。相対力指数(RSI)は31付近に迫り、平均方向性指数(ADX)も29近辺に到達しており、強いトレンドを示す水準である」とピオバノ上級アナリストは付け加える。











