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Visaのステーブルコイン取引量が1年で10倍に拡大、恩恵を受ける銘柄は

  • ビザのステーブルコイン決済の年間処理額が250億ドルを超え、1年で10倍に拡大した。
  • ビザは10のブロックチェーン上で5種のステーブルコインによる決済を実施し、中立姿勢を示した。
  • ビザもUSDCの競合であるOpen USDを支持している。資金の流れを制するのはどちらかに注目が集まる。
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ビザの年間換算ステーブルコイン決済額が250億ドルを突破し、1年前の約10倍となったと、ライアン・マクイナニーCEOが火曜日にアナリストへ説明した。同社ネットワークは現在5種のステーブルコインに対応しており、いずれにも偏らない方針であるため、どの発行者が利用を獲得するかは依然として不透明。

この数値は直近の取引量を12カ月間に換算したものであり、ビザの2027年度「2桁台前半の売上成長」見通しとは直接関連付けられていない。対応する5種のトークン(USDCやPayPal USD(PYUSD)など)の発行者が、1年で約10倍に成長した決済チャネルの獲得を競い合う構図。

ビザのステーブルコイン中立性はOpen USD支持で維持できるか

カード発行会社と加盟店の精算が相互に行われる「決済」は、現在10のブロックチェーンで実施されている。これは1年前の2倍以上の規模。対応トークンは、USDC、Global Dollar(USDG)、サークルのユーロ建てユーロコイン(EURC)、PYUSD、Brale発行のドル建てSBC。

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マクイナニーCEOは、異なるトークンへの対応について問われた際、中立が同社の方針であると強調。

「当社はステーブルコインについて中立であり、ブロックチェーンについても中立である」

ライアン・マクイナニーCEO ビザ

また、ビザはUSDCの競合であるOpen USDコンソーシアムにも加盟している。ビザの決済製品「Flex Credential」と連携するOpen USD(OUSD)トークンは、10月15日時点で流通額8億ドル超。

マクイナニーCEOは、OUSDをビザの他のプロダクトにも組み込む方針を示し、リアルタイム送金基盤のVisa Directなどにも搭載する意向を示した。

カードネットワークがステーブルコインのゲートウェイになれば誰が恩恵を受けるか

ビザは決済領域以外でも、ステーブルコイン関連のカードプログラムを225件以上展開し、1年で70%超の増加。対象カード約500万枚の利用額は、50カ国以上で150%超の伸びを記録。

ステーブルコインを活用した新サービス立ち上げ支援「Visa Stablecoin Platform」は、米国、メキシコ、英国など6市場で稼働中。既に300社超のパートナー候補がいる状況。

ビザは銀行のステーブルコイン需要の受け皿となる姿勢を打ち出す。今後はトークン競争の舞台がビザのネットワーク上で展開される可能性が高いとみられる。ただし、銀行や発行体がカードネットワークを介さずに直接オンチェーン精算へ移行すれば、その構図は変化する。

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