米ウィスコンシン州投資委員会(SWIB)は、ブラックロックのビットコインETFであるiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)を9900万ドル分購入することで、暗号資産市場に大きな動きを見せた。
この買収は、米国証券取引委員会(SEC)への最近の提出書類で開示され、ビットコイン上場投資信託(ETF)への機関投資家の投資の増加傾向を浮き彫りにしている。
ウィスコンシン州の戦略的な動き
1月にビットコインETFのスポットが承認されて以来、金融市場はざわついている。これらの投資ビークルは、機関投資家の間で急速に人気を集めている。例えば、ウェルズ・ファーゴやJPモルガンといった大手金融機関は、すでにビットコインETFの保有を公表している。
SWIBは、ウィスコンシン退職金制度や州投資基金など、様々な州信託基金の資産運用を担当しており、現在、成長するETF市場に戦略的に位置づけている。ブラックロックが提供するETFに1億ドル近くを投資することで、ウィスコンシン州は暗号資産の未来に賭ける機関投資家のリストに加わることになる。
「通常、(ETFの流動性が高まる)1年かそこらは、こうした大物機関投資家が13Fに登場することはないが、我々が見てきたように、これらは普通のローンチではない。ブルームバーグのシニアETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は、「良い兆候だ。
このような新しい金融商品への投資が減速する兆しはない。過去24時間で、約6600万ドルの純流入が記録され、総流入額は約117億5000万ドルに達した。目立った上昇を見せたのは、3900万ドルの資金流入を受けたFBTC、2000万ドルの資金流入を受けたBITB、700万ドルの資金流入を受けたHODLだった。
他の金融大手も同様に投資を強化している。Bracebridge CapitalはスポットビットコインETFに3億6300万ドルを投資しており、Bank of Montrealも最近のSECファイリングでビットコインETFを所有していることを明らかにしている。さらに、スイスを拠点とする投資銀行UBS Group AGは、IBITに14万5,692ドルを投資した。
そのETFへの機関投資家の流入は、金融セクターにおける極めて重要な変化を意味する。これは、暗号通貨が正当な資産クラスとして受け入れられつつあり、デジタル資産の主流金融への広範な導入と統合への道が開かれつつあることを示している。
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